|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2024/07/31 08:46,
提供元: フィスコ
金融政策決定会合の結果判明後の荒い値動きに注意
*08:46JST 金融政策決定会合の結果判明後の荒い値動きに注意
31日の日本株市場は、日銀の金融政策決定会合の結果判明後の荒い値動きに注意することになりそうだ。30日の米国市場は、NYダウが203ドル高、ナスダックは222ポイント安だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な売買は手控えられた。7月の米消費者信頼感指数や6月の米雇用動態調査(JOLTS)が予想を上回ったことから、ソフトランディングへの期待から景気敏感株の一角が買われた。一方で、大型テック株の決算を控えるなか、ハイテク株へは持ち高調整の売りが優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比385円安の38105円。円相場は1ドル152円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。取引終了後の決算を発表したマイクロソフトは、アジュールの伸びが鈍化したことが嫌気され、時間外取引で一時5%を超える下落をみせていた。一方で、AMDは売上高見通しが予想を上回ったとして8%近く上昇して推移している。本格化する米ハイテク株の決算を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。
また、日銀会合の結果を見極めたいとして、前場は様子見姿勢が強まるだろう。為替市場では追加利上げを検討するとの報道を受けて、1ドル=152円台と円高に振れて推移している。そのため、結果判明後の初動は大きく荒れる可能性がありそうだ。また、エヌビディアは7%を超える下落により、支持線として意識されていた75日線を明確に割り込んできた。エヌビディアの調整局面が本格化してきたことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時37890円まで売られる場面もみられた。円高進行のほか、イスラエルがレバノンの首都を空爆したと伝わるなか、地政学リスクが警戒されている。リスク回避姿勢が強まるようだと、日銀会合の結果を前に持ち高調整の動きが強まる可能性もあるだろう。インデックスに絡んだ売買に振らされやすいなか、物色は決算を手掛かりとした個別対応に向かわせそうだ。昨夕発表したところでは、三住トラスト<8309>、カーメイト<7297>、マースGHD<6419>、理想科学<6413>、シマノ<7309>、ハイパー<3054>、キッセイ薬<4547>、コロナ<5909>、NEC<6701>、TDK<6762>などが注目される。
《AK》
記事一覧
2024/07/31 15:04:日経平均大引け:前日比575.87円高の39101.82円
2024/07/31 15:04:東京為替:ドル・円は不安定、豪ドルは安値もみ合い
2024/07/31 14:56:出来高変化率ランキング(14時台)〜Aiming、愛三工などがランクイン
2024/07/31 14:55:米国株見通し:下げ渋りか、今後の利下げに思惑
2024/07/31 14:46:日経平均は468円高、企業決算やFOMCなどに関心
2024/07/31 14:42:NSSOL---大幅続伸、第1四半期大幅増益や受注好調などを評価
2024/07/31 14:41:愛三工---大幅反発、第1四半期大幅増益で通期業績・配当予想上方修正
2024/07/31 14:40:東京為替:ドル・円は底堅い、米金利高で
2024/07/31 14:39:日瓦斯---大幅続落、第1四半期大幅減益でコンセンサスも大きく下振れ
2024/07/31 14:09:日経平均VIは低下、イベント通過で警戒感が後退
2024/07/31 14:07:セキュア---導入事例を公開、新潟の24時間フィットネスジムに顔認証による入退室・会員管理システムを納入
2024/07/31 13:59:東京為替:ドル・円はもみ合い、売り買い交錯で
2024/07/31 13:52:日経平均は129円高、イベント通過で買い安心感も
2024/07/31 13:50:戸田工業 Research Memo(10):東京証券取引所スタンダード市場に移行
2024/07/31 13:49:戸田工業 Research Memo(9):中期経営計画「Vision2026」を策定(3)
2024/07/31 13:48:戸田工業 Research Memo(8):中期経営計画「Vision2026」を策定(2)
2024/07/31 13:47:戸田工業 Research Memo(7):中期経営計画「Vision2026」を策定(1)
2024/07/31 13:46:出来高変化率ランキング(13時台)〜メタリアル、元気寿司などがランクイン
2024/07/31 13:46:戸田工業 Research Memo(6):2025年3月期は前期比22.0%増収、営業利益同497.2%増益
2024/07/31 13:45:戸田工業 Research Memo(5):財務状況は収益低迷で改善が一服、引き続き財務体質強化が課題
|