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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/10 15:10, 提供元: フィスコ アーバネット Research Memo(10):「サステナビリティ基本方針」に従い、企業価値向上を目指す*15:10JST アーバネット Research Memo(10):「サステナビリティ基本方針」に従い、企業価値向上を目指す■アーバネットコーポレーション<3242>のESG・SDGsへの取り組み 1. サステナビリティ基本方針 同社グループは、「人々の安全で快適な『くらし』の提案を行い、豊かで健全な社会の実現を目指す」ことを企業理念に掲げ、これまでも事業活動を通じて社会の課題解決に取り組んできた。2021年11月には「サステナビリティ基本方針」を制定し、持続可能な社会への貢献とともに、企業価値の向上を目指す方向性を明確に示した。 2. SDGsへの取り組み SDGsに関するマテリアリティ(重点活動)についても以下のように特定し、事業計画のなかに具体的に取り込むことで、実効性の高い活動を推進する。 【重点活動1】理想の住まいの開発 都心のワンルームマンション事業で長年蓄えてきたスキルとノウハウにより、安全で快適な住居を開発・提供することで、持続的な経済の発展に貢献していく。具体的には、1) 居住者アンケートの分析を踏まえた改善、2) 美的で洗練されたモノトーンの外観マンション等に取り組む。 【重点活動2】芸術、美術活動への取り組み 勉学に励む若手芸術家の発掘・支援・育成を実施することで、豊かで健全な社会の実現に貢献する。具体的には、1) 自社開発マンションのエントランスホールに展示する立体アート作品を若手芸術家から購入するほか、2) 若手芸術家の発掘のため、学生限定の立体アートコンペティション(AAC)の主催を実施していく。 【重点活動3】環境等への取り組み 環境や貧困等の社会的問題に取り組む。具体的には、1) 「アーバネット防災プログラム」への取り組みを通じた気候変動への対応、2) ZEH仕様マンション開発による脱炭素社会への貢献、3) 国連UNHCR協会への寄付※などを実施していく。 ※ 2024年12月には国連UNHCR協会を通じて、ウクライナ及びヨーロッパ地域での救援活動に対して100万円の寄付を行った。ウクライナ難民支援を目的とした寄付は4回目となる。 【重点活動4】魅力ある職場実現 魅力ある職場づくりを通じて、有為な人財を育成し、持続可能な社会の実現に貢献する。具体的には、1) 「健康経営優良法人」への認定や、2) 女性管理職の登用、3) 各種研修体制の充実などにも取り組んでいる。 ■株主還元 配当性向40%を基準に2025年6月期は1株当たり21.0円配当を予定 同社は、基本的な配当方針として、配当性向40%(税効果会計による影響を除く)を基準としている。2025年6月期の年間配当については前期と同額の1株当たり21.0円(中間配当10.0円実施済、期末配当11.0円)を予定している。 同社の比較的安定した事業特性や収益基盤を踏まえ、中期的には一定の利益増減による影響を受けながらも、高い配当水準が継続される可能性が高いと弊社では見ている。 また、投資魅力を一段と高めるために、2024年12月末日を基準日とする株主優待を開始した※。 ※ 基準日(12月末及び6月末)現在の株主名簿に記載・記録された株主に対してQUOカードを贈呈する(500株以上を保有する株主に対して2,500円分、1,000株以上は5,000円分)。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《HN》 記事一覧 |