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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/02/17 18:04,
提供元: フィスコ
17日の香港市場概況:ハンセン0.02%安で小反落、利食い売り優勢
*18:04JST 17日の香港市場概況:ハンセン0.02%安で小反落、利食い売り優勢
週明け17日の香港市場は、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比4.10ポイント(0.02%)安の22616.23ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が7.73ポイント(0.09%)安の8323.67ポイントと小反落した。売買代金は4002億3680万香港ドルに拡大(14日は3646億80万香港ドル)。2024年10月9日以来の高水準に膨らんだ。
足元の急ピッチな上昇を受け、利食い売りが徐々に広がる展開。先週末14日のハンセン指数は3.7%高と急伸し、約4カ月ぶりの高値を付けていた。ただ、下値は限定的で、指数は高く推移する場面も多かった。米長期金利の低下基調や、中国景気の持ち直しが期待されている。先週14日に公表された1月の中国金融統計では、人民元建て新規融資が予想を上回った。
また、生成AI(人工知能)技術の進化が各産業の発展に寄与するとの見方も引き続き下値を支えた。国営メディアによると、習近平・国家主席は17日、民営企業の代表を集めた座談会を開催。座談会には、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)や騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)など大手テック企業の創業者のほか、AIスタートアップ企業、杭州深度求索人工智能基礎技術研究有限公司(DeepSeek)創業者も参加したと報じられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、スマートフォン関連の下げが目立つ。比亜迪電子(BYDエレク:285/HK)が5.0%安、舜宇光学科技(2382/HK)が3.5%ずつ下落した。先週上げの目立ったオンライン医療株も下落。京東健康(6618/HK)が5.1%安、阿里健康信息技術(241/HK)が4.7%安で引けた。
半面、中国インターネットサービス大手のテンセントが4.0%上昇。テンセントについては、自社のメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」がDeepSeek開発の大規模言語モデル(LLM)との接続テストを開始したと伝わったことが材料視されている。
半導体セクターも高い。華虹半導体(1347/HK)が17.2%、晶門半導体(2878/HK)が7.4%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.3%ずつ上昇している。ほか、車載AI半導体の黒芝麻智能国際HD(2533/HK)が8.3%高、地平線(9660/HK)が4.4%高と値を上げた。
一方の本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.27%高の3355.83ポイントで取引を終了した。通信が高い。ハイテク、自動車、不動産、医薬なども買われた。半面、資源・素材は安い。銀行、保険なども売られた。
亜州リサーチ(株)
《CS》
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