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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/02/18 16:48,
提供元: フィスコ
18日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安で3日ぶり反落、科創板は2.5%下落
*16:48JST 18日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安で3日ぶり反落、科創板は2.5%下落
18日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比31.34ポイント(0.93%)安の3324.49ポイントと3日ぶりに反落した。
利食い売りが先行する流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足元で約1カ月半ぶりの高値水準を切り上げていた。18日の外国為替市場で、対米ドルの人民元安が進んでいることも懸念されている。もっとも、下値は限定的。各種政策を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開催(3月5日)が視野に入る中、経済対策に対する期待感も高まっている。また、習近平・国家主席は17日、有力な民営企業の代表を集めた座談会を開催し、民間企業の発展を推し進める方針に変わりはないと強調したことも引き続き支えとなった。指数は高く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が5.5%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.2%安、モバイル端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が3.9%安、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が3.7%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が3.5%安、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.2%安で引けた。ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が2.5%安と他の主要指数をアンダーパフォームしている。
不動産株も安い。華麗家族(600503/SH)が8.3%、緑地HD(600606/SH)が4.5%、華遠地産(600743/SH)が3.5%、中華企業(600675/SH)が2.8%、金地集団(600383/SH)が2.5%ずつ下落した。消費関連株、資源・素材株、医薬株、インフラ関連株、軍事関連株なども売られている。
半面、銀行株はしっかり。中国銀行(601988/SH)と上海浦東発展銀行(600000/SH)がそろって2.2%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.9%高、上海銀行(601229/SH)が1.7%高、成都銀行(601838/SH)が1.5%高で取引を終えた。公益株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.00ポイント(0.75%)安の263.86ポイント、深センB株指数が8.18ポイント(0.67%)安の1217.21ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
《CS》
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