『The Warren Buffett CEO』の訳文を9月に納品し、
ほっとしたときに本屋で見つけ、思わず買ってしまった本です。
「おカネの神様」とはウォーレン・バフェットとピーター・リンチのことで、
この二人の教えをちりばめながら、両著者による対談形式で、
日本の現状に合わせた株式投資のアドバイスが
分かりやすくまとめられています。実用に役立つコラムもあり、
教訓となる一言集が囲ってあって、そこだけ読んでもなかなかためになります。
株など危ないもの、うさんくさいもの、と思っている方もいれば、
デイトレーディングに励んでいる方もいらっしゃることと思います。
でも、ここはひとつ、株式会社とは、株式投資とは、
という原点に今一度立ち返り、
株価ではなく、企業を買ってみてはいかがでしょうか。
自己責任で老後資金を運用しなければならない今、
自分のおカネを自分の代わりに転職させてみようという、
発想を思い切り転換させてくれる一冊です。
バフェットの投資手法をさらに理解したければ、
「バークシャー傘下の企業とその経営陣をよく見るべきだ」
とはバフェットの言葉です。自分でとれるリスクを見極めながら、
使命感や情熱をもった誠実な企業や経営者に投資して、
長い目で応援していくのも、夢があって楽しいかもしれません。
第二のバークシャーを育てたら、あなたも億万長者になれるかも??