自分が初めて買った投資本です。
当時、年収100万円ぐらいなのに70万円のマイナスを背負っていましたが、
ネット上にある情報での学習に限界を感じ、直感でこの本が必要だと思えたので、
家内に頼み込んで買わせてもらいました。
はっきり言って、最初に読んだときには半分も理解できませんでした。しかし、
巻末のデータ集で、当時自分が手をつけ始めていた「統計解析に従うトレード」
が「システムトレード」と呼ばれアメリカでは広く行われていることを知り、大
変勇気づけられました。自分はまだシステムトレードという言葉を知りませんで
した。当時、Yahoo! でシステムトレードを検索しても20件ぐらいしかかからなかったと思います。自分はこの本でトレード手法の孤独から解放されたのでした。
ローソク足にすら慣れる前の最初の本だったのでバーチャートの読みづらさも
全く感じず、一生読み直し続ける大切な本です。
何度も読みなおすうち、この本に書いてあるトレード手法をいろいろ検証して、
様々なシグナルを得ました。この本は正確にはシステムトレードの本ではないの
で、売買タイミングが曖昧な手法もたくさん掲載されていますが、それがまた様
々なバリエーション検証をするきっかけになり、余計に役に立ちました。
行動経済学では、書籍などへの投資金額が大きいとき、人はその投資金額の元を
取るためにより真面目にその書籍などと向き合うという傾向が報告されています。
この本を買ってから現在に至るまで、自分でお金を払って購入した投資本の半分
以上はパンローリングの5000円以上の投資本です。
みなさんも、まずはこの高価な本で「価格の元を取る学習」を経験してはいかが
でしょうか。裏を返せば「こんなに高価で評価が安定している本でも元が取れな
い」のであれば、他の本で元を取るのはより難しいのではないかと思います。
念のため付け加えますと、このページには自分へのアフィリエイトが設定されて
いませんので、この本がどんなに売れても自分には一文の得もありません。この
本を本気でお勧めします。