もちろん、つもり売買と実際に資金を賭けるトレードには大きな違いがある。つもり売買では注文がそのまま処理されるが、現実の世界ではそうはいかない。空売りしたくても「借りられない」、突然スリッページが大きくなる、口がすべってストップリミットをストップオーダーと言ってしまう、望まない水準で執行されてしまうなどということが起こるからだ。
また、つもり売買では、現実のトレードで味わう感情的なストレスも反映されない。むしろ、非現実的な期待が膨らんでしまうかもしれないが、これは現実の荒々しいトレードの世界に入れば急速にしぼむことになる。
![]() この問題は・・・本問題は、アレキサンダー・エルダー著『投資苑3 スタディガイド』(パンローリング) 12ページ「第1章 トレードの準備」から出題しました。 |