トップ ・ かごを見る ・
ご注文状況
・ このページのPC版
トレーダーズショップより最新情報をお届けします。 (2006年11月18日)
≫≫≫≫≫≫≫ INDEX ≪≪≪≪≪≪≪≪ 携帯用URL : http://trs.jp/
≪≪
◆ 上昇すれば下落する――『オニールの空売り練習帖』から
◆ 松坂大輔投手大リーグ移籍とジョン・ヘンリーの投資哲学
◆ 書評・プロのオススメの一冊 [Vol.144]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■ 上昇すれば下落する――『オニールの空売り練習帖』から
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「人気銘柄」を買ったばかりに損してしまった――
来年はそんな失敗を繰り返さないよう、景気循環とサイクルから有望銘柄を
発掘する方法を「投資戦略フェア2007」で講演予定の鈴木一之先生。
■ 第5回ご愛顧特別感謝祭 投資戦略フェア2007
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2266&c=2011020700007
「投資戦略フェア2007」への予習をかねて、今回は鈴木先生が監訳を担当され
月間ランキングでもロングランを続ける、『オニールの空売り練習帖』
(ウィリアム・J・オニール) からの抜粋です。
【正しい相場環境での空売り】
用心しなければならないポイントは、空売りの正しい時期を選ぶことである。
第一の鉄則は、強気相場ではなく弱気相場になっていると考えられるときに
限って、空売りを行うことである。理由は極めて簡単である。強気相場では
大半の株式は上昇し、反対に弱気相場では大半の株式が遅かれ早かれ下落する。
重要なことは、トレンドと全体的な市場平均の状況(ダウ・ジョーンズ工業株
平均、S&P500、ナスダック総合指数)に基づいて、強気相場か弱気相場に
なっているかを理解する方法を学ぶことである。弱気相場になりつつあること
を見極めた場合には、空売りは利益を狙える試みになる。しかし、強気相場の
間に空売りを行うのは流れに逆らって泳ぐようなもので、利益を上げることは
まれである。
弱気相場は大体3年に一度到来し、ひとたび弱気相場になったときの下落の
スピードはそれまでの上昇のペースをはるかに上回る。正しくタイミングをつ
かめば、たった3カ月で前年の弱気相場の一年間よりも大きな利益を得る可能
性がある。私の見解では、弱気相場でできることは2つだけである――つまり、
大半の株式を売り払い、賃金を現金や米国短期債やマネー・マーケット・ファ
ンドのような現金同等物の形で置いておくか、株の空売りを行うかのいずれか
である。
強気相場に十分乗ったあとで株式の売り時を考えている場合、あなたが本格
的な市場全般の状況悪化と弱気相場の到来を認識する前に、おそらく株価は最
高値から10〜15%下落しているはずだ。空売りをすれば、この下落の一部を取
り戻せるだけではなく、ある程度の追加的な利益を得る可能性すらある。もし
正しく行えば、この買いと売りの両方によって、弱気相場に対してあなたのポ
ートフォリオへの打撃はより少なくなり、以前の破壊的な失敗による混乱もな
く、現金の備えて次の強気相場と新たなエキサイティングなリーダー銘柄を探
す準備が整っているだろう。
【上昇すれば下落する】
株価を維持し、弱気相場に逆行するかに見える株式も遅かれ早かれ下落する。
本格的な弱気相場では、ほとんどすべての株式が下落する。したがって、ポー
トフォリオを組み替えて、質の高い優良銘柄や一見ディフェンシブな銘柄を下
降トレンドに抗しているからという理由で買うのは間違っている。これらの銘
柄は避けられない事態を引き延ばしているだけであり、通常はその後、下落す
ることになる。この戦略では、あなたは市場平均ほどには損失を被らないかも
しれないが、依然として損をすることには変わりはない。
いったん弱気相場になると、個人投資家であれ機関投資家であれ多くの投資
家は、自分たちは実際には長期的投資家であり、保有する株式の配当金を受け
取っているので自らの判断は正しいなどという、体面を守るだけの理屈を使い
出す。これは単純なだけではなく、バカげており危険でさえある。受け取った
配当などはたった1日の株価下落で吹っ飛んでしまうからである。弱気相場が
始まったときにまったく何も売らなかった投資家は、下落が何ヵ月も続くにつ
れ、プレッシャーが着実に高まっていくのを感じることだろう。最終的に恐怖
とパニックに圧倒され、巨額の損失を出して底値で売る可能性があるのはこう
いう投資家である。
【空売りしてはいけない銘柄】
過少資本(例えば、発行済み株式数が少なく、市場に出ている浮動株が少な
い)、または出来高が少ない銘柄を空売りするのは極めて危険である。市場が
突然に上向いたときには、これらの銘柄はほんの少しの買いで大きく値上がり
し、短期間で大きな損失となる。これらの銘柄はほかの銘柄と比較して頻繁に
取引されていないため、潮の変わり目を正確に見極めるのも困難である。
1日に100万株から1000万株以上の出来高があり、機関投資家が保有しているよ
うな銘柄を空売りするのがよい。
■『オニールの空売り練習帖』 より
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2266&c=9784775970577
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今後の投資セミナースケジュール】
■ 商品市場の魅力と戦略セミナー 【受講費無料】
開催日: 2006年12月2日(土) / 講師: 羽根英樹・塩坂洋一
http://www.tradersshop.com/bin/mainfrm?a=2266&p=topics/seminar/061202
■ ご愛顧特別感謝祭 大阪の陣 投資戦略フェア2006 [早期割引]
開催日: 2006年12月9日(土) / 講師: 鈴木一之・優利加 ・増田丞美・柳谷雅之
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2266&c=2011018200007
■ ロング・ショート戦略で自由自在!株式トレード必勝セミナー [早期割引]
開催日: 2006年12月16日(土) / 講師:藤ノ井俊樹
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2266&c=2011019700001
■ リスクを抑えた投資法 株式サヤ取りの実践セミナー [早期割引]
開催日: 2006年12月16日(土) / 講師:土屋賢三
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2266&c=2011019700001
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■ 松坂投手大リーグ移籍と
■■ レッドソックスオーナー、ジョン・ヘンリーの投資哲学
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
西部・松坂投手の大リーグ移籍で、なんと約60億円もの入札額が話題となって
いますが、注目はレッドソックスのオーナーであるジョン・ヘンリー氏。
最大の先物トレーダーと呼ばれ、現在はヘッジファンド経営者としても
知られる人物です。
父の農場を引継いだあと、ヘッジの技法を独学で学んだのをきっかけに
トレードをはじめ、子供のころ野球の打率や自責点を暗算したことがその後の
先物取引に役立っているともいいます。
『ヘッジファンドの魔術師』に紹介されているその投資手法はというと、
為替・金利・株価指数・貴金属・エネルギー・農産物など世界中の金融先物
主要セクターへシステマティックに分散投資。
その投資哲学は、「未来はだれも予測することなどできない」
マーケットに明確なトレンドがないかぎり投資せず、人々の期待が価格の
トレンドに表れたと判断されると、上げ相場でも下げ相場でも順応して
トレンドを追う、徹底した長期トレンドフォロー派です。
その投資哲学が生かされているとすれば、今回の破格の落札は、
松坂投手への期待の高さのあらわれであると同時に、日米野球界に大きな
変化がおきているということなのでしょうか?
【トレンドフォロー戦略について書かれた参考文献】
■ 『ヘッジファンドの魔術師 スーパースターたちの素顔とその驚異の投資法』
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2266&c=9784775970553
■ 『トレンドフォロー入門』
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2266&c=9784775970461
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■ 書評・プロのオススメの一冊 [Vol.144]
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回のオススメの一冊は、ランキングでもおなじみ、
『自動売買ロボット作成マニュアル』の著者、森田佳佑さんの推薦図書です。
■『自動売買ロボット作成マニュアル』
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=2266&c=9784775990391
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【Vol.144】『デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術』
オリバー・ベレス 著/日経BP社/2002年10月発売
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
私が本書を初めて読んだのは、トレードに興味を持ち始めて間もない頃でした。
本書は、トレードにまつわる心理的な側面について解説しており、何度も何
度もひたすら心理について言及し続けています。トレードの実践経験はおろか、
まだトレードというもの自体よく理解していなかった当時の私にとっては「何
で同じようなことを何度も繰り返すのだろう」としか思えませんでした。すべ
て読み終えたときに感じたことは「どうやらトレードにおいて人間の心理とい
うものは相当程度重要らしい」ということだけでした。
しかしその後、他の本などでトレードに関する知識を付け、いざ実践に挑ん
でみて、強く本書のことを思い起こされました。「なるほど、あの時何度も何
度も、しつこいくらい聞かされたあの文章は、あの言葉は、こういうことだっ
たのか」と気づかされ、本書を急いで探し、再び読み返しました。
→[全文はこちらから]
http://www.tradersshop.com/bin/mainfrm?a=2266&p=topics/recommend/index
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◇ トレーダーズショップなら代引手数料も無料です ◇
在庫切れなどで発送が2回に分かれても送料は無料のまま
※ このメールマガジンは、がんばる投資家の応援サイト「トレーダーズショ
ップ」やパンローリングにアクセスされた方に毎月不定期で配信しています。
今後のご案内を不要とされる場合は、誠にお手数ですが、
http://www.tradersshop.com/bin/regmail.cgi
から解除をお願いいたします。
発行: パンローリング株式会社
がんばる投資家の応援サイト http://www.tradersshop.com/
担当: 内山 info@tradersshop.com