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システムトレードに興味を持った当初は、個々のシステム優劣、特に勝率や 損益に目が奪われがちになるものです。が、幾ら優秀なシステムであっても ドローダウンは避けられませんし、チューンをするにしても、行き過ぎると カーブフィッティングになってしまいます。
それに、そのシステムが、その時に機能していたとしても、それが永遠に機 能し続ける保障がないのは言うまでもありませんね。なので、個々を弄くる よりも複数のシステムを、入れ替えながら同時に走らせた方が合理的なので は、と思う様になりました。
そんな中で読んだのが「使える売買システム判別法」で、「システムは必ず しも自作でなければならないものではない」と言う著者の主張は、物凄く納 得出来るものでした。
このDVDは、その「使える売買システム判別法」で説明されていた方法論を 元に、理論的な説明を省いて、EXCELを使ってシステムの絞り込み、ポート フォリオの作成などを分かりやすく解説しています。
理論的なことを説明するには書籍の方が優れていますが、EXCELなどの操作 法を習得するのは、やはり動画の方が優れていると思います。
なので、書籍を読んで理屈は分かった、だけどEXCELの使い方がいまいちと言 う人向けのDVDだと思います。勿論、このDVDだけ視聴したとしても、実用に 耐えられるものと思います。そんな、一連の作業を通して個別のシステムの 優劣が、損益の決定的差でないことを実感出来るのではないでしょうか。
採鉱技師
このDVDは監修を担当された山本氏の著書で紹介されている統計解析をどのように活用するのか解説されている。そのため、どうしても、山本氏の著書を先に読んだ方が理解度は格段と増す。
難しく感じてしまう統計学だが、それをわかりやすく山本氏が著書の中で説明をしている。そして、このDVDに付いているサンプルファイルを試しながらポートフォリオの構築にチャレンジしては如何だろうか。
これまで、システム運用を1つのシステムに頼ってしまう一般投資家が多い。しかし、ポートフォリオ運用でリスクと資金管理に重点をおいて各自が設定したパラメーターで運用することが次にステップではないだろうか。
【記】なりた・ひろゆき氏
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