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この教材は私が出会った相場に関わる全ての教材の中でベスト１です。
自分がいかに相場を甘く見ていたかを痛感させてくれ、「本気で変わろう！」と決意させるだけのインパクトがこの教材にはありました。
ＤＶＤの内容は「プロトレーダーの確率思考を身に着ける」というものです。 確率で考えるということは、随分昔から何度も何度も耳にしてきた考え方で、全く目新しさがないものです。
「期待値が正のルールならば、そのルールを守ればトレード全体でプラスになる」ということは、 いろんな本に書いてありますし、いろんな人が言っています。
私も耳にタコができるほど聞いていたのですが、 知っていることと、実際に確率思考によってトレードできているか、ということは全く別物だと、 この教材でイヤというほど体感しました。
ＤＶＤを見ながら実際にトレード日誌をつけてみましたが、それはとても苦しい作業でした。 目をそむけたい自分の弱さと向き合うことになったからです。
私の考え方もやり方もメチャクチャで、心構えが甘すぎたということが嫌というほど露呈されました。
例えば、私は強い銘柄の押し目を狙うというスタイルです。 逆指値でタイトに損切ストップを置いているので今まで壊滅的なダメージを受けずに生き残ってきました。 これが大きな油断、気のゆるみになっていたと日誌を書いて気づきました。
私は「ファンダメンタルが強いのにいくらなんでも下げすぎだ」と感じた株があったら、衝動的に手を出してしまう癖があります。 この時、「もし失敗しても損切に引っかかるだけで大したダメージはないから、いいや」 という理由で、自ら設定したルールを破っていました。
しかし、このような一貫性を欠く行動の代償として、 ルールを破って仕掛けた建玉の行方が気になり、 本来の押し目買いの絶好のタイミングを逃すことが度々ありました。
それによって後悔・自己嫌悪を感じるのですが、 その苦痛から逃れるために反省せずに問題から目をそむけ、同じことを繰り返してきました。
このようなことが日誌を書く過程で暴かれてくるのです。
自分が今までいかに甘い考えでトレードしていたかを自認せざるを得なくなり泣きたくなりました。
本ＤＶＤでは、プロトレーダーの確率思考を身に着けると、その結果として恐怖、心理的葛藤は消えるということを説明されているのですが、 上記のようなトレード日誌をつけながらＤＶＤを見ると、本当に心に響くのです。
「恐れや期待を抱き、感情を排除できない原因は個々のトレードの成功・失敗にこだわっているから」
「成功しているトレーダーは、トレーディングの過程を楽しんでいる。
普通のトレーダーの多くは、結果に固執してトレードの過程を無視している」
等々、強く納得させられました。
そして、本ＤＶＤはこの素人思考の状態から抜け出す最良の方法を見事に提示してくれています。
ＤＶＤの後半で、プロの思考・心理状態を身に着けるトレーニングが説明されており、マーク・ダグラスはこの訓練で 素人の思考からプロの思考へと転換できると自信をもって断言していますが、 この訓練を実践すれば人生が変わると思います。
このトレーニングを実践するには、裁量を一切はさまない検証済みのメカニカルなルールが必要です。
私はこのような厳格なルールを持っていないので、 これからシステムトレードの勉強をしようと考えています。
実は、ＭＰ３版のゾーンも持っていて、去年、移動中に聴いていたのですが抽象的でいまいちピンときませんでした。 しかし、本教材を学習後に聴いてみると全く違って聞こえ、どんどん頭に入ってきました。
ＭＰ３版のゾーン、書籍版ゾーンも買って合わせて学習した方が絶対に良いと思います。
本気で取り組むのならば、この教材は人生を変え得るほどの力があるのではないかと感じました。
ペンネーム：商事そろす
職業：所有不動産賃貸業
投資歴（個別株５年以上）
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