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プロフェッショナルな投資家１０人による、それぞれの投資法を一冊の本にまとめあげた、いわばオムニバス的な本です。
それぞれの投資家によって、さまざまな主張がありますが、特に、印象に残ったところをあげてみると、まず、デニス・ガートマンの、「テクニカル手法はシンプルに 」というところです。特にトレードを始めたころは、複雑な手 法ほど成果がでると、勘違いしがちですが、シンプル・イズ・ ベストということでしょうか。
次に、ゲーリー・シリングについてですが、彼は、債券の投資 家で、しかも長期国債の投資を得意としています。彼は、１９ ８０年の前半に、すでに、債券の利回りの長期下落を予想して いました。当時は、債券は、１４％以上ありました。そこから 最近までずっと下がり続けていたのです。この長期的視野にた った先見性は、見習いたいところです。
次に、ジェームス・モンティアについてですが、彼は、投資の 心理学について、深く研究しています。その中で、特に参考に なったのは、「自己統制は、量に限りがあるので、少しずつ使 用しなければならない」ということです。要は、我慢にも限度 があるということです。
最後に、編者のジョン・モールディンの、長期的な投資や イノベーションの見通しは、大いに参考になります。
全体的に、参考になることが多く、おすすめの書籍であるとい えるでしょう。
(bblue 30代 会社員)
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