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本書のタイトルは、フィボナッチ逆張り売買法と謳っていますが、逆張りだけの方法論を 説明しているわけではなく、順張りにも十分に対処することができる内容となっています。 むしろ、本書が繰り返し強調するように、ストップロスをきちんと設定しておけば、 どちらの売買でもかまわないという印象を持ちました。
つぎに、各種のパターンが取り上げられていますが、本書を読むことで、これらのパター ンがすべて覚えられ、実際のトレード場面で使いこなせるようになるわけではありません。 本書でも述べられているように実戦で繰り返し、自分にあった方法を身につけるというこ とになると思います。
本書の主たるテーマは、そうしたパターンを紹介することにあるのではなく、あまたのト レーダーが説いているように、ルールを決めて、それを守ること。そのためにはどうした らよいのか、抽象的なことではなく、具体的な方法を説明することにあると思われます。
よくストップロスをおきなさいといわれますが、具体的にはどの辺りにおいたらよいのか、 説明がなされていなかったり、証拠金の数%内に抑えられるような位置などといわれますが、 どのあたりに置いたらよいかわからなかったり、数%のストップではリスクが大きすぎると 思われる場合もあり、実戦的でなかったりします。
そのあたりのことを本書は、具体的に説明しており、その説明がフィボナッチ比率を利用 したものなので、その時々で区々になるようなことはなく明瞭です。ストップロスの設定 する位置や利益が乗ってきたときのストップロスを移動させる方法がトレードマネジメン トとして紹介されています。
もちろん、仕掛けや手仕舞いの位置もしっかりと説明されています。
そうしたリスクコントロールが、きちんとできるような方法であるため、ルールに従った
取引をしたいと思っているけれど、具体的にはどうしたらよいのか、ルール作りに窮して
いる方には、本書はうってつけといえます。
さらにメンタル面のことや日々の心構え、トレードの準備のことなど、非常に内容のある 書籍です。個人的には繰り返し読み込み、身につけたいと思っています。
(年収1億円を目指す男 40代 会社員)
わたくしが本書を求めたのは、ほかでもない、 フィボナッチによる売買をたびたびしており興味を抱いたからである。
平素さまざまなシステムを構築したり、裁量のみで売買をしているが、 フィボナッチを用いる際は、順張りで挑むことが多い。
本書は、逆張りにおいての売買ポイントを、いくつかチャートを交えて 詳しく述べている。
逆張りで仕掛ける際は、その時の相場の空気を感じるのは言うまでもなく、 大きな流れの中でいまどの位置にどのような形をしているのか、 ということをしっかり把握していないと不安で仕掛けることは難しい。
また、銘柄(通貨ペア含む)ごとに癖があり、すべてがはっきりと現れる ものでもない。
本書に記載されている数種のチャートパターンは、どれもきれいで、 すぐにどのパターンか見分けられるが、実際は変形したものが多く、
平素のトレードの中で目にしていても、それらの出現を見落としていることが いくつかあるような気がする。
日々変化する相場に対して、自身が‘これでいい’とおもうことなく、 日々精進であるということをあらためて考える機会を与えられたおもいである。
本書は、相場の世界に触れて間もない人から、熟練した人にわたり 広く知識人としての手助けになるであろう。
本書に対する要望として、 チャート図をもう少し大きく示し、その説明の箇所を同ページに記してあると解読しやすい。
また、各数値の算出法についてもっと細かく記載されていると、初心の人にもわかりやすいのではないかと感じた。
(ペンネーム:ティアラ 年齢:38歳 職業:自由業)
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