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『フィボナッチトレーディング 時間と価格を味方につける方法』を読んでいたので、期待したのですが、いきなりオシレーター(モメンタム系)の解説だったのでいささか拍子抜けだったのですが、読み進めてみると内容が若干重複するもののとても参考になる書籍でした。
感心したのは、巷の相場本のように既にある理論を受け売りで書いている本と違い、既にある理論や手法を著者自身が研究し独自理論にしていること。そして仕掛け、手仕舞いも書かれており資金管理についても若干触れています。おそらく著者がトレーダーであるということでしょう。
しかし、本書に書かれている中核の、元になっている理論は、フィボナッチ、エりオット波動、ギャン理論などで、ソフトを使って機械的に検証するということはできない理論や手法ですので、そのまま使えるかどうかというのは、わかりません。
また、短時間ですが、いろいろなチャートを見てみましたが、相場変化を決定するのは非常に難しく、経験や研究が必要と思いました。
書いてあることをそのままやるか、時間をかけて手作業で検証してからやるかは、どの本もそうかも知れませんが読み手次第です。
著者の20年に及ぶトレード経験、チャートソフト開発(ダイナミックトレーダー)、講師経験での考えを聞けるだけでもとても勉強になりとても良い書籍でした。
30代 投資歴6年
本書には、オシレーター、エリオット波動、価格のフィボナッチ、時間のフィボナッチの 4つを組み合わせて高勝率を目指したトレード手法が掲載されている。
勝率は高ければ高いほうが良いのは自明であるし、誰もが目指すものではあるが テクニカルを組み合わせる仕掛けは、売買回数を減らし、過去をうまく説明することはできるが、 使い始めた途端に損をすることを多く経験してきたので信じることができなかった。
ポジションを二つに分けることやトレイリングストップと言った考え方には 多少の優位性を感じることはできたが そもそも、仕掛けに優位性があるのならそこまで複雑なことをする必要もないだろう
そういった意味では、単純な手仕舞いで利益を出すことが出来ないでいる人は 本書にあるようなポジション管理を学ぶことで勝率を高めることができるであろう。
20代 ひろ
米国のチャートトレーダー達から絶賛されている本書は、フィボナッチを用いたこれまでの売買手法の他に、複数の時間枠を使ったマルチタイム・モメンタム戦略などテクニカルトレーダーを目指している方にお薦め。
エリオット波動、そして、WDギャン理論までマイナー氏はこの一冊でカバーしている。
トレンドに沿った売買だけではなく、モメンタムがかかり始める市場の動きを察知して、瞬時に、アクションを起こすために必要な手法が盛り沢山、この一冊で紹介されている。
数多くの例題が載っているため、400ページ近くあっても、決して難しい内容ではない。意外と、あっという間に読み終えてしまう。
これまでの洋書は、その殆どが米株先を例にしているが、FXを例として取り上げているところも、読者にはわかりやすいだろう。
記:なりた・ひろゆき氏
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