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本書は、押しや戻しでの非常に明確なルールでのスイングトレードを主体に説明された内容です。
前半では、トレードの基本的なこと。 著者のルールと資金管理、トレンド判定に必要な条件、 押しや戻りでのトレーディングについて著者の過去のトレード記録を元に 数多くの例を詳しく解説されています。
トレードポイントについては、さまざまなダマシや著者のなずけた トレンドノックアウト、ダブル・トップ・ノックアウト、トレンドピボット、ボウタイと トレードのパターンについて学べます。
手法についてはシンプルな順張りルールですので、理解しやすいです。 スイングトレードに限らず、デイトレ派でも応用できる内容だと思います。
個人的には、後半のトレーダーの心理、学んだ教訓についての内容が良かったです。 克服すべき心理的な壁、「正しい」ことを行っても損をすることがある、 心理的なことを分析され、それを克服する方法を解説されています。
その他これら心理やトレード戦略に関する大事なことについて学べました。
やはり、著者もQ&Aに答えられていましたがトレードはシンプルなルールでこの書籍も ヒントにすることで受け売りでなく、一貫性をもって取り組むのが大切だと感じました。
明確なトレードルール、手法をもち尚且つメンタルや資金管理の大切さ等まで、著者の洞察により 非常に的を得た解説で共感とともに大変楽しく読めました。
堅牢でシンプルなものは永遠に輝き続ける・・・
(HOPE 40代 自営業)
この本は、トレンドに逆らわずに、トレンドから逆行したあとに、順行しだしたときに、仕掛け、、そして、損きりの 注文を5%以内に設定するという、シンプルな投資戦略を書いているものです。 先日、元中日の監督である落合氏が、野球とはシンプルに考えることが大事だといっていましたが、 トレードでも、シンプルに考えることが大事だということだと思います。
そして、この本には、そういったシンプルな押し目での具体的な戦略が、実際のチャートとともに いくつも書いてあるので、自分にあった戦略を実際に運用することができることが、とてもよいと 思います。著者は、実際は600銘柄くらいのチャートをいつも見ているといっていますので、 そのくらいの努力は必要かもしれません。
第12章のトレーダーの心理にも、いいことが書いてあります。例えば、「損失をゲームの一部と考える」 「謙虚さを忘れない」「人生では前向きに、相場では懐疑的に」「自分の損失から学ぶ」などといった、 トレードをする上で心理面でのとても大事なことが簡潔にかいてあって、とても役に立ちます。 この心理面について、さらに詳しく知りたい場合は、「マーケットの魔術師」シリーズや、「ゾーン」 「投資苑」(いずれもパンローリング刊)などといった書籍が役に立つでしょう。
第13章の学んだ教訓にも、いいことが書いてあります。たとえば、ヨットを買って引退するつもり だといった人物は、一人残らず損をしている、とか、正しいと主張することと、実際にとるポジションとの 違いを理解している(トレンドには逆らわない)といったエピソードが書いています。
こういった相場の良書を読むことによって、トレード技術の上達がはかれれば、それは とてもよいことです。しかし、それは(一部の天才を除き)、一朝一夕にはいかないと いうことも、またこの本に書いています。
(bblue、40代、自営業兼投資家)
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