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金融関係、それも投資関係でよく用いられる用語について、時に逆説的に、時に皮肉っぽく 特に面白おかしく解説した「辞典」。
無論、すべて真面目に読む必要はなく、楽しんで読めればそれでいいと思うが、ふれられている内容は、それぞれ単に面白おかしいだけではなく、考えさせられたり、納得させられたりする内容も多い。
「語釈」は短文であっさりと機知に富んだ文章でなされている場合と、比較的長文でのコメントがあるものがある。長文のものには、著者の主張、それは主に資産運用における留意点など、が含まれているものが多い。
それらを読むと一見ふざけているように見える本書が、実は、そこらの「爆騰銘柄本」よりもよほどためになる資産運用のアドバイス本になっていることに気づくだろう。
なかなか興味深い切り口の書籍だった。
(ふしみん 50代 個人投資家)
長年にわたり金融関係のコラムニストなどに就任してきたジェイソン・ツバイクが、金融業界に対する皮肉などを綴ったのがこの本であります。
辞典というのは、金融に関する用語をあいうえお順に書いてあるのでそう名づけられています。 ですので、どのページから読んでも意味がわかるようになっています。
内容については、例えば、「エコノミスト」については、現実の世界を象牙の塔から研究し、現実と理論が合致していると結論づける学者、というふうに定義づけ、彼らは、いわば「ハーレムの宦官」であると痛烈な皮肉をこめて述べています。 まあ、このことについては、日本もアメリカもなんら変わることがなく、やらせたら下手なのに、理論だけは立派な、例えて言うと、プロ野球の試合をみてお茶の間であれこれ批評しているファン(自分を含めてw)となんら変わるものではないと思われます。
このような感じで、金融業界の実体について述べられているので、投資を始めたばかりの人や金融業界の裏について知りたい人にとっては、特に役に立つ書物であると思われます。また、そのほかにも、現実世界の本音と建前について、改めて認識することなどにも役に立つと思います。
(bblue 40代 自営業兼投資家)
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