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「株で200万ドル儲けたボックス理論」の原理原則

DAR-card(ダーカード)と読んで、それが何かわからず、英和辞典をチェックしましたが、もちろん、その翻訳は見つかりませんでした。そんな分けのわからない単語とは違い、ダーバス氏のアプローチはとてもシンプル。原書は1977年に発行されていますが、当時でも4本値のバーチャートは知られていました。しかし、著者はそれまでの経験から3日と言う日数にたどり着いたようです。奇しくも、伝説のトレーダー、ジョージ・ダグラス・テイラーも3日間に注目していました。そして、WDギャンも3日間連続の動きをトレンドの定義としていました。

ダーカードを使わず、日経平均のチャートでチェックしてみました。

日経平均チャート

見慣れたチャートだとよりわかりやすいと思いますが、シンプルなレンジブレイクアウト手法です。

なりた・ひろゆき


私は株で200万ドル儲けた』で有名なダンサーでもあるニコラス・ダーバスの著 書です。

ダーバスといえばボックス理論ですが、この本ではボックス理論を使った具体的なダーバスの売買例が複数載っている貴重な著書です。例えば、ある株では、値動きの特徴をみて、一度新高値をとったからといってすぐに投資するのではなく、待ってから2回目以降に投資するとか、また、ひとつの株に投資するまで2年くらい待ったとかいった、投資するといっても、単純に新高根更新だー!さあーいけーー!!ではなく、いろいろと工夫したり、あせらず待ったり、ロスカットときっちりしたりするなど、自分が投資でつまずいたときなど、折に触れて何度もみたくなる箇所が随所にあります。

ほかに、巻末のほうにほかの投資家へのインタビューの様子がかいてあります。 安定配当株に投資している人や、自分のなじみのあるディズニーなどのエンターテイメント業界に投資している人などがおります。個人的には人それぞれでいいと思いますが、ダーバスは「自分にとって得るものはなにもない。」とバッサリ切っています。

結局、自分に合った投資法を行うのが一番いいと思います。この本は、特に(オニールなどの)成長株投資をする投資家などにフィットすると思います。個人的にもこの本から示唆されて、やはり自分の合った投資法を行うのがよいと再認識しました。逆に、常に満玉(フルポジ)じゃなきゃ気がすまないという方々は絶対に見ないでください(笑)。

bblue、自営業兼投資家、40代



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