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米国株式市場の歴史と圧倒的なデータに裏打ちされた考え方には説得力があり、読みふけってしまいました。
F.N様 62歳
まず、この本の中身は本物であり、時の試練に耐えた投資法である。 世界恐慌前夜のトーマス・ウィリアム・フェルプス氏から始まり長い時間をかけ実証され、 現代のバフェット氏へと継承されている大いなる遺産である。
フェルプス氏の「10年間取引所が閉鎖されても安心して持っていられる株を買いなさい」 の格言はバフェット氏の教えとして現在の投資家たちにも伝えられている。 この事実だけでも本書の内容が本物である証拠と言えるだろう。
ただ、この本の注意点としては、読む人間を選ぶ本であると言う事だ。 短期的な利益が欲しい人間には向かない。 長期的な視点を持ち、忍耐力がある事。そしてそれを待てるだけの精神的・時間的・金銭的な余力がある人間であると言う事だ。 若い投資家の方には必ず役立つので今後の投資の基本指針として必ず読んでおいて欲しいと思う。
この本の内容は、 現代の投資の神様と呼ばれるバフェット氏も実践している良い株をしかるべきタイミングで購入し、 誘惑に負けず、持ち続ける。 誰でも出来るシンプルな手法であるが、誰にでも最後まで出来る事では無い。
だからこそ、挑む価値があると言えるだろう。 投資家の夢である100倍株の達成は非常に地味で忍耐強くなければダメなのだ。 長い時間、一つの銘柄と付き合わなければならないので不安になることもあるでしょう。
本書は貴重で豊富な成功事例がこれでもか!と言う位に沢山書かれている。 現代日本に生きている我々には馴染みのない会社も多いのだが、信じられないかもしれないが 毎年1社は100倍株になる会社が生まれている事実は大いに我々に勇気を与えてくれる事だろう。
我々のような長期投資家はしっかりとしたビジョンとそれを補うだけの詳細な知恵が必要なのだ。 こちらでは事例以外にも会社の投資状況における貨幣価値の違い、インフレ、経営者の資質など30章にも及ぶ 細かいデータ分析の手法・考え方が明記されている。それぞれじっくりと学ぶ価値がある項目だ。
一気に理解・実践は難しいので常に手元に置いておき、長い時間をかけて必要な時に必要な項目を見返していく。 そう言う読み方も出来るのが素晴らしい。
そして夢の100倍株を見つけ出し育てて行く。 本書は間違いなくそんな夢を叶えてくれる力となってくれるだろう。
億乃細道 自営業
日本個別株7年
テンバガー(10倍株)について書いてある本は結構聞きますが、100倍株という本はなかなかないと思います。テンバガーでさえ難しいのに100倍株とは大きく出たな!というのが正直な第一印象です。ただ、相場の暴落後に割安成長株を買い、長期保有すれば不可能ではないと思います。ただ、実際にその100倍株を選別するのが難しい。どうやって選別するかは、ある程度この本に書いてあり、また実際に100株以上になった株の例もそれなりの数で載っています。
1920年代から70年初めまでのことを書いてある本ですので、あの環境の変化についていけなかったイーストマン・コダックが100倍株として紹介されているのはどうなの?と今なら思いますが、当時100倍株になったのは事実ですし、当時のビジネスモデルは強いものがあったし、本の後半には、売りの重要性も述べているので、これはこれでありだと思います。
ただ、この本に書いてある「われわれには将来がどうなるかわからないし、これまでもけっしてわからないかったし、今後もけっしてわかることはないということだ」には、異議をとなえたいと思います。企業にしても今後業績が悪化していくという予兆がわかるときがあるし(いきなりステーキの過剰出店による業績悪化等)、マクロ経済にしてもわかりそうなときがあります(高インフレが常態化すれば、大幅利上げによって、景気悪化や株価下落を招く等)。ただ、すべての未来はわからないという意味では同意します。
100倍株というのは、簡単にめぐりあえるものではありませんが、夢があります。この本を読むことによって、100倍株を実現するきっかけになれば幸いだと思います。
bblue、50代、自営業兼投資家
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