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本書はサヤ取り投資についての基本的な考え方や具体例について、丁寧に解説した内容となっている。また、その応用として、為替、指数の応用等まで幅広く解説されている。
私自身もそうだが、サヤ取り投資については聞いたことがあっても実践したことがない個人投資家が多いと思う。そうした人にとっては、サヤ取り投資について、その考え方の部分も含めて具体的に理解するのに有用だろう。
また、最初と最後の章は、投資、相場に対する基本的な考え方、大事な点が丁寧に書かれており、勝率ではなく「期待値」で考えることなど、同意、納得する点が多かった。 この部分を丁寧に読むだけでも、参考になるところはかなりあると思われる。
本編のサヤ取り投資の部分については、まっとく経験のない者にとっては本書を読んでもなおすぐに実践しにくい部分もあると思われる。
実際の証券会社の取引の画面、また、証券会社のツールを用いてのペアの探し方などが紹介されていると、より参考になったと思われる。
ふしみん 50代 個人投資家
株式サヤ取りトレードをわかりやく解説している本。著者は平均回帰と平均乖離の二つの戦略を本書で紹介しているが、サイドウェイズ(横ばい)とトレンドトレードの二種類のトレード戦略と同じ。
ボリンジャーバンドを使ってサヤの変動を視覚的に分析する点は、一見、簡単にみえるが、実践ではいろいろと不確定で初心者向きとは思えない。著者が提供しているサヤトレの検索ツールを利用して、はじめて本書で解説しているサヤ取りと言う手法を学べると思う。
【記】なりた・ひろゆき
『相場の上下は考えない「期待値」で考える株式トレード術』の著者は、サヤ取り投資の情報発信をされている増田圭祐氏です。
投資歴がそこそこある方は、一度はサヤ取り投資を行ったことはあるのではないでしょうか。
かくいう私もサヤ取りで利益をコンスタントに出せないものかと試みたことがありました。
が、サヤ取り投資の要である値動きの似た銘柄が選定できず、また、入るタイミング、出るタイミングを逃すことが度々で結局あきらめた投資法でした。
今回、「期待値で考える株式トレード」で、サヤ取り投資の手法の2つの法則性、平均回帰と平均乖離を用いて、あやふやだったサヤ取り投資の手法が具現化し、知っているつもりだった知識が本当は不完全、どころか間違った知識だったことに気付かされました。
また、サヤ取りにはつきものともいえるまた裂きの回避として損切りを明記されており、実践者ならではの言葉が作中あちこちにあり、参考になります。
サヤ取り投資の思考は、個別株のみならず、先物やオプション投資にも応用できると思います。
投資の着眼点を増やしてくれた一冊でした。
40代ちびトレーダー(投資歴10年)
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