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決算書や企業価値分析のための入門書といった内容であるが、類書と異なり、各章ごとに内容の理解を確認するための「模擬問題」がついている。
全体として記述は丁寧であり、わかりやすい。「模擬問題」があるため、読んでなんとなくわかったようなつもりになっていて実際のところ理解が十分にできていないような点は自分で確認することができる。
また、実際の決算短信や損益計算書、貸借対照表などが例として示され、グラフや図表なども多く用いられているため、理解がしやすく、文字も大きめで、読みやすい。 (本書の中の実例として堀内カラーがとりあげられていたのはちょっとびっくり。かつて投資したことのあるマイナーな銘柄だったので。)
決算の分析についての書籍はいくつか読んだが、その中でも読みやすさ、理解のしやすさ、実際の自分自身の投資活動への活用のしやすさという点で、本書はすぐれた内容になっていると感じた。
特別難しいことが解説されているわけではないが、ファンダメンタルズ分析の視点でいえば、本書の内容を十分に理解し、実際に投資に活用することはかなり意味が大きいと考えられる。
(ふしみん 40代 公務員)
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