「システムトレードの達人」で
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【検証結果】 | |||
勝率 | 64.36 % | ||
勝ち数 | 316 回 | ||
負け数 | 175 回 | ||
引き分け数 | 0 回 | ||
平均損益(円) | 12,404 円 | 平均損益(率) | 4.13 % |
平均利益(円) | 39,601 円 | 平均利益(率) | 13.20 % |
平均損失(円) | -36,706 円 | 平均損失(率) | -12.24 % |
最大連勝回数 | 15 回 | ||
最大連敗回数 | 6 回 | ||
最大ドローダウン(簿価ベース) | 789,932 円(2003/07/15) | ||
最大ドローダウン(時価ベース) | 825,844 円(2003/06/24) | ||
PF | 1.948 | ||
平均保持日数 (イグジット済み銘柄のみ) | 8.60 日 |
【検証結果】 | |||
勝率 | 53.14 % | ||
勝ち数 | 1,576 回 | ||
負け数 | 1,390 回 | ||
引き分け数 | 0 回 | ||
平均損益(円) | 3,218 円 | 平均損益(率) | 1.07 % |
平均利益(円) | 43,762 円 | 平均利益(率) | 14.59 % |
平均損失(円) | -42,751 円 | 平均損失(率) | -14.25 % |
最大連勝回数 | 19 回 | ||
最大連敗回数 | 14 回 | ||
最大ドローダウン(簿価ベース) | 6,381,140 円(2008/10/23) | ||
最大ドローダウン(時価ベース) | 6,558,583 円(2008/10/17) | ||
PF | 1.161 | ||
平均保持日数 (イグジット済み銘柄のみ) | 9.75 日 |
【検証結果の考察】
先ほどと同様、トレンドの判定を考慮しない結果と比較すると、上昇トレンドの場合の成績は、勝率52.05%→64.36%、平均損益率0.96%→4.13%と圧倒的な向上が見られました。 また、下落トレンドの場合もトレンドを考慮しない場合よりも若干の改善がみられますが、ある程度は偶然の結果と考えたほうが妥当かもしれません。 いずれにしても、下落トレンドのときに買いを行うよりも、上昇トレンドのときに買いを行うほうが圧倒的に有利といえそうです。
また、注目すべき点として、トレンドの判定を取り入れることにより、2006年の前半や2008年の後半に起こった大規模な暴落をうまく回避しているため、資産曲線がある程度滑らかな右肩上がりになっている点が挙げられます。
今回は日経平均や個別銘柄の株価位置によってトレンドの定義を行いましたが、他にも様々なトレンドの判定方法が考えられます。
例えば、高値更新している銘柄の数が一定数に達している場合を上昇トレンドと定義したり、高値更新している銘柄と安値更新している銘柄の比率でトレンドを定義するのも面白いかもしれません。 もちろん、トレンドの判定方法にも良し悪しはあるでしょうが、少なくとも売買ルールにトレンド判定を取り入れることによって、成績を大きく向上させる余地があるということだけでも覚えておくといいのではないでしょうか。
※本コラムの検証は、斉藤正章氏が開発した【システムトレードの達人】を使って検証しています。60種類を超えるテクニカル指標による検証や、外部データ等を使用したフィルター機能により、様々な方法でトレンド判定を行うことも可能です。
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コラム執筆 |
Masaaki Saito
システム開発会社で勤務しながら2001年に元手30万円で株式投資を開始。初めはまったく利益を上げられなかったが、2003年1月に独自のシステムを開発してから一気に常勝トレーダーになる。勝率80%の逆張りシステムを中心に数種類のシステムを使い分け、著書4万部、DVD累計5000本を販売、今個人投資家に最も支持されるシステムトレーダー。
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