トップ ・ かごを見る ・
ご注文状況
・ このページのPC版
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2024/12/16 12:18,
提供元: フィスコ
後場に注目すべき3つのポイント〜買い先行も上値の重い展開
*12:18JST 後場に注目すべき3つのポイント〜買い先行も上値の重い展開
16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反発、買い先行も上値の重い展開
・ドル・円は小じっかり、ドル買い・円売りで
・値上がり寄与トップはアドバンテ<6857>、同2位は中外製薬<4519>
■日経平均は反発、買い先行も上値の重い展開
日経平均は反発。63.11円高の39533.55円(出来高概算8億1246万株)で前場の取引を終えている。
先週末の米国市場のダウ平均は86.06ドル安の43828.06ドル、ナスダックは23.88pt高の19926.72ptで取引を終了した。主要企業決算を好感。ただ、ダウは連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペース減速の思惑を受けた売りや利益確定売りに押され下落に転じ、終日軟調に推移した。ナスダックは金利高が重しとなったが、半導体ブロードコム(AVGO)の上昇が指数を押し上げ、終日底堅く推移した。
まちまちで終了した米株市場を横目に、本日の日経平均は前週末比80.78円高の39551.22円と反発でスタート。シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや買いが先行したが、寄り付き後は小幅な動きにとどまっている。前週末の米半導体株高を受けて買いが集まっていた値がさ半導体関連が上げ幅を拡大。また、10月の機械受注統計では「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比2.1%増となり、設備投資への安心感から機械関連株の一角も上昇した。
個別では、ディスコ<6146>や東エレク<8035>、アドバンテ<6857>などの半導体関連株、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などの金融株が堅調に推移。また、フジクラ<5803>、三菱重工業<7011>、ソフトバンクグループ<9984>、パナHD<6752>、セレス<3696>などが上昇した。ほか、業績・配当予想を上方修正した丹青社<9743>が急騰、前期業績上振れ着地で中計目標値を上方修正した神戸物産<3038>などが値上がり率上位となった。
一方、川崎重工業<7012>、ファーストリテ<9983>、ソニーグループ<6758>、リクルートHD<6098>、東京海上<8766>、キーエンス<6861>、楽天グループ<4755>などが下落となった。第1四半期収益横ばいや立会外分売を売り材料視されたLink-U グループ<4446>や8-10月期も2ケタ営業減益基調が継続したヤーマン<6630>が急落。ほか、アドバンスクリエイト<8798>、スミダコーポレーション<6817>、アスクル<2678>などが値下がり率上位となった。
業種別では、繊維製品、ゴム製品、金属製品などが上昇した一方で、石油・石炭製品、陸運業、空運業などが下落した。
後場の日経平均株価は、積極的に買い上げるほどの材料は乏しく、上値の重い展開が続きそうだ。今週は17-18日にFOMC、18-19日に日本銀行による金融政策決定会合がそれぞれ開催される。FOMCでは0.25%の利下げを予想する声が多い一方、日銀会合における0.25%の利上げの可能性は五分五分といったところ。11月下旬から12月上旬にかけては12月会合での利上げ観測が強く、銀行や保険など金融株の上げがやや目立っていたが、足下では12月利上げ見送り観測報道が流れるなどややトーンダウンしている。年内最後のイベントである日米中銀会合を通過すると、メジャーSQも終わったことから、市場関係者は続々とクリスマス休暇入りし、プライム市場の売買代金は減少するだろう。サプライズ的な材料が出ない限り、4万円手前での推移が年内は続いていきそうだ。
■ドル・円は小じっかり、ドル買い・円売りで
16日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、153円32銭から153円97銭まで上値を伸ばした。米10年債利回りは底堅く推移し、ドル買い地合いを強めた。一方、日銀の年内追加利上げ期待は後退し、円売りが先行し主要通貨を押し上げている。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は153円32銭から153円97銭、ユーロ・円は161円07銭から161円98銭、ユーロ・ドルは1.0486ドルから1.0522ドル。
■後場のチェック銘柄
・フィットイージー<212A>、Heartseed<219A>など、10銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはアドバンテ<6857>、同2位は中外製薬<4519>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・10月機械受注(船舶・電力除く民需):前月比+2.1%(予想:+1.0%、9月:-0.7%)
・中・11月鉱工業生産:前年比+5.4%(予想:+5.4%、10月:+5.3%)
・中・11月小売売上高:前年比+3.0%(予想:+5.0%、10月:+4.8%)
【要人発言】
・ビルロワドガロー仏中銀総裁
「来年はさらなる利下げが複数回行われるだろう」
「金融市場の予測に対して特に異論はない」
<国内>
特になし
<海外>
特になし
《CS》
記事一覧
2024/12/16 18:19:欧州為替:ドル・円はじり高、クロス円も追随
2024/12/16 18:15:日経平均テクニカル:小幅続落、終値5日線割れ
2024/12/16 18:05:セグエグループ---セキュリティアセスメント業務で新セキュリティサービスの実証実験を実施、工数削減を実現
2024/12/16 18:03:フルサト・マルカホールディングス---ロボット制御技術を開発、販売するEUREKA ROBOTICSに出資
2024/12/16 18:00:16日の香港市場概況:ハンセン0.9%安で続落、不動産と消費に売り
2024/12/16 17:55:東証グロース市場指数は反落、主力市場同様に様子見ムード
2024/12/16 17:40:ニッソウ---1Q減収なるも、新規顧客の獲得や既存事業の強化・主要目標数値の達成に向けて注力
2024/12/16 17:38:ニッソウ---公開買付けへの応募及び特別利益の計上見込み
2024/12/16 17:37:アピリッツ---3Q増収、デジタル人材育成派遣事業・オンラインゲーム事業が順調に推移
2024/12/16 17:34:16日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で続落、銀行株高で下げは限定的
2024/12/16 17:25:欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米政策方針にらみドル買い継続
2024/12/16 17:11:16日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で続落、銀行株高で下げは限定的
2024/12/16 17:09:12月16日の日本国債市場概況:債券先物は弱含み
2024/12/16 17:03:日経VI:低下、日米中銀会合を前に様子見ムード強まる
2024/12/16 17:00:東京為替:ドル・円は伸び悩み、午後は失速
2024/12/16 16:49:日経平均は小幅続落、日米中銀会合前に売買手控え(訂正)
2024/12/16 16:44:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は小幅続落、ファーストリテと東エレクの2銘柄で約61円押し下げ
2024/12/16 16:38:日米の金融会合を前にこう着感が強まる【クロージング】
2024/12/16 16:30:東京為替:ドル・円は変わらず、米金利は底堅い
2024/12/16 16:30:東証グロース市場250指数先物概況:中銀ウィークで様子見も下値では押し目買い