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投資の行動心理学

ジェイク・バーンスタイン 著/青木俊郎 訳
東洋経済新報社
四六判 344頁
2,940円 (税込)
投資の行動心理学

今回コメントくださったのは 金井 信次 さん です
Q1 オススメ書を教えて下さい。

「世界同時株安に勝つ心理学」
−自分の心理の克服が成功トレーダーを作る−

2007年は何度も繰り返す世界同時株安に前後して、乱高下相場の荒れる展開になってきました。我々の調査でも、個人投資家の7割以上が今年2月から3月の世界同時株安で大きな被害を被っています。

このような中で、長期的に成功する個人投資家(トレーダー)とは、いったいどのような資質を備えているのでしょうか?

本格的に株式、FX、先物などのトレードに取り組む個人投資家は、マーケットが投資家の心理状態を強く反映していることを知っています。また、さらに経験を積んだトレーダーであれば、自分自身の心理がトレードに強く影響を及ぼすことに遅かれ早かれ気がつくことになります。

このトレーダーの心理的側面の問題点について答えてくれる投資文献は極めて少数です。本書は、その少ない中で最も本質と実践的な観点からトレーダーに明確な指針を与えてくれる一冊です。

著者のジェイク・バーンスタインは、テクニカルアナリストとしても人気が高い商品先物の現役トレーダーであり、同時に行動心理学者として、学術的観点から投資期の心理とそのスキルについて非常に貴重な視点を与えてくれます。

著者はまず、最初の前書き2ページでトレーダー読者の心をわしづかみにします。そして、「トレードシステムは自動車レースのようなものである。鍛錬したドライバーはレースに勝ち、信じられるようなハンドルさばきを見せるが、未熟なドライバーは数分間運転しただけでクラッシュする可能性もある」と言っています。

本文を読み進むにつれて、読者自身がいかに投資の本質を知らないか、トレードの成功はシステムよりもトレーダー自身に起因するものである事を気づかせてくれます。

バーンスタインは、マーケットを実際に理解しておらず、重要な知識がかなり不足しているにもかかわらず、大成功を収めたトレーダーが数多いことに気づきました。そして、行動心理学の観点から、それはトレーダーの経験、洞察力、自己鍛錬などのスキルが可能にするものであり、最適の学習と理解があれば、いつでも獲得可能であるとしています。

しかしこの一方で、これほど多くの個人投資家が大きな損失を被っている理由は、合理的に鍛錬され秩序だったアプローチに従うことができないと言っています。

この点に関して私どもの経験では、長年の経験から開発された戦略的投資システムのアプローチをコーチングプログラムで成果との関係を計測するなどコーチと連携することにより、これは十分に可能であることが分かっています。

「時間のない忙しい読者」や「心理学のような難しいお話しは苦手だ」という読者には、この本の以下の章を読むだけでも購入する価値があります。

プロローグ
第3部 あなたの投資家指数は?
 第8章 チェックリスト
第5部 明日への挑戦
 全章
「世界同時株安」の荒れる相場の中、じっくりと時間を取って自分の内面にふれてみるのも、自分自身の投資家としての成長に役立つことになるでしょう。

Q2 5点満点で採点すると?
メンタル管理		★★★★★
読みやすい		★★★★
知識がつく		★★★★★
おもしろい		★★★★★
儲かる			★★★★
専門的			★★★★★
総合オススメ度		★★★★★
株式会社ミリオネア・インスティテュート 代表

金井 信次 さん
Nobuji Kanai


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「投資の行動心理学」でジェイク・バーンスタインが言っているように、トレードで成功するためには、難しいマーケットのファンダメンタルやテクニカル分析の理論を知らなくても成功するトレーダーは数多くいます。

このようなトレーダーに共通しているのは、成功に必要な知識、経験、スキル、メンタル的な管理を実践できることです。しかし、そうは言っても、実際にそのようなスキルをどこで身につけたらよいのでしょう?

「投資の行動心理学」や投資関連本をいくら読もうとも、それを実践するには、かなりの長期間にわたって試行錯誤をし、自分なりの発見や「気づき」を得て成長して初めて可能になります。問題は、ほとんどのトレーダーがそのような試練に耐え成果まで結びつけることができないことです。

我々は、2007年2月に起こった「世界同時株安」直後にトレーダーが抱える問題について、独自調査をインターネット上で行いました。

以下のサイトからダウンロードできます。

2007年「世界同時株安」で日本の投資家が抱える問題

この調査結果から、2月の世界同時株安では7割以上の日本のトレーダーが被害を被っていたことが分かります。ただ、同時に11%は「多少」または「大きな」利益を出しているのも事実です。

バーンスタイン氏が言っているのは、日本でも正しいことが分かります。このような問題は、これまで長く議論されてきました。利益をだすのは一部の投資家だけで、ほとんどの投資家は利益を出すことはできないのでしょうか?

この点について、最近、めざましい進展があります。トレーダーのスキル開発と経験を積んでいくためのコーチングで行うというアプローチです。アメリカにおける30年以上のトレーダーの経験に、現在、ビジネスの世界でめざましい成果を上げているコーチングを取り入れることで、この問題を短期間に解決するというものです。

以下のレポートで詳しく解説していますので、ご興味のある方はご覧頂くことができます。現在出版を検討中ですが、今なら無料でダウンロードできます。

「株式投資 解体新書」
−わずかな投資家だけが、何故、いつも勝つのか−
世界4,000人のトレーダーが認めたトレードコーチングの世界

混迷する「世界同時株安」の乱高下相場の中、オススメのレポートです。

今後の読者のトレードが実り多いものでありますよう。

株式会社ミリオネア・インスティテュート
代表 金井信次

ありがとうございました。

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