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『はじめてのテクニカル分析 相場の正しい捉え方

林康史
日本経済新聞社
四六判 254頁
1997年9月発売
2,500円+税

今回コメントくださったお客様は 越智 正人さん です
Q1 オススメ書を教えて下さい。
取材を通じて投資家の方々には様々な仕掛け方や価値観があると実感しております。要は、儲かればよい、楽しく続けられたらよいのですが、そうでない投資家を見ると、極端なファンダメンタル派、あるいは逆にテクニカル派のように感じる事が多いです。また、せっかく99回相場(投資)に成功しても、1回の失敗(負け)で人生が狂う恐れもあります。そうした事に気をつけて、日々勉強(勉めて強くなる)することを怠ってはいけないと思います。

本書のポイントは、予測の期間が短い場合はテクニカル分析が注目され、期間が長くなるとファンダメンタルにシフトされることと、どちらが優れているというものではなく、そうした考えの投資家で市場が構成され、市場は動いているので、双方理解することが大切としています。

「はじめての……」とタイトルですが、相場歴の長い方も、根っからのテクニカル派の方も、ファンダメンタル派の方にも、何度でも読み返す価値のある本であると思います。

Q2 5点満点で採点すると?
読みやすい	★★★
知識がつく	★★★★
おもしろい	★★
儲かる		★★★★★
専門的		★★★★
総合オススメ度	★★★★★

越智 正人さん 東京商品新聞社社長

昭和39年生、防衛大学校管理学科卒、銃剣道部。33期軍研主将。陸自退職後、通信社勤務を経て、現在「東京商品新聞」「ミリオンパック」「ザ裁判」等の編集長として常に現場に携わる。相場歴は、JR東日本株の上場当日の日計りが初めて(山種証券山友会を通じて)。商品は金・白金の順張り、ブロイラー、為替の経験があるが、これらは付き合いのみ。その他、安全保障問題・消費者問題で大学に通いながら、東京工業品取引所記者クラブ幹事も務める。
ありがとうございました。

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