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罫線売買航海術 スキャルピングからポジショントレードまでの攻略テクニックオリバー・ベレス, ポール・ラング パンローリング最近の書籍には、取引のための技術が重視されている中で、「トレードは85%が精神、心理で決まる」と定め、そのことを前提とした投資技術と訓練法を著していることが、極めて有益でした。 (D.I様 26歳) 本書はアメリカの有名なトレーダー養成機関の創始者であるオリバーペレスの書いた本です。この著者の本としては日経BP社から出版された『デイトレードーマーケットで勝ち続けるための発想術』があります。これは主にマーケットに臨む上でのトレーダーの心が舞え(心理)を説いたものです。この「デイトレード」は読んでみましたが、マーケットに臨む上でのいろいろな心理描写に優れていて、ぜひ一読をお勧めしたい本です。 さて、この「罫線売買航海術」は、マーケットに臨む上での 具体的にどう売買すればよいかを、テクニカル分析を主に表し ている本です。時間的には日中の動きに対して、トレーダーが どう対処すればよいかが書かれております。具体的にチャート をのせてどこで仕掛けて、どこで手仕舞えばよいかを書いてあ るので、具体的でわかりやすいです。 たとえば、「モーゲージプレー」といったものがあります。これは、上下のひげが値幅の20%以下の長大線(長大陽線か長大陰線)の次に大きなギャップ(あまり大きなギャップをあけてはならない)が出現したときに仕掛けるものです。ストップ(ロスカット)は前日の安値におきます。というような感じでいろいろな売買手法について解説がしてあります。特に、デイトレードといった短期間のトレードをする人に役に立つと思います。 ただし、本の中に書いてある日中の何時に仕掛けるといった具体的な時間につい ては、アメリカの時間ですので、そのまま日本にあてはまるか どうかについては疑問が残ります。 全体的には、支持線、抵抗線、トレンドラインといったテクニカルの基本について重視して書かれているので、やはり基本は大事なんだなあと思いました。 (bblue、30代、会社員)
この本は、トレーダーの養成機関であるプリスティーンの創設者の一人であるオリバー・ペレスとポール・ラングの共著であり、トレーダーを目指す人に必要とされることを学ぶことができる内容になっています。養成機関の創設者と公認トレーナーの本であるから、当然といえば当然ですが、トレーダーとしての必要事項が、順序よく学べるようになっています。 第1章の”トレードを始めるに当たって”では、トレード候補銘柄のウオッチリスト作成からトレーダーのレベルアップのことまでが記載されてあり、特に、多くのトレーダーが自分ではかなりレベルアップしたと思っているが、”口座の金額”は少しも増えていないというのが実情というくだりには、非常に納得させられたというのが、正直な感想です。また、トレードにおける規律の大切さがわかっている人はさらに少数派である。という著者の見解には、全くもってその通りとしか言いようがありませんでした。 第2章の”トレーディングの基礎知識”では、貴重なアドバイスを与えてくれています。それは、”トレーダーは実際には株式ではなく、他の人々をトレードしている”というくだりです。まさに、(特に私にとっては)至言だと思います。また、テクニカルのアドバイスとしては、20期間移動平均線と200期間移動平均線の重要性が述べられています。 第3章は、個人的には最重要と思っている”トレードのマネージメント”についての説明であり、”ストップと許容損失額、トレードする株数を決めないでトレードすることは、絶対避けること”と釘をさしてあります。(当然といえば当然なのですが、守れない人も多いのでは?) 第4章ではトレードにおける”心”の問題を取り上げてあります。人間の心理はトレーディングの85%を左右し、そのひとつが恐怖心という説明には非常に感心させられました。また、トレーダーの資質については、”人生のほかの分野で習得した技術や職業観は、この世界ではまったく役にたたない”というくだりには、驚く反面、誰にでもチャンスがあるのか!と感じました。 第5章以降は、チャートを使ったトレードの実践編で、これは実際に熟読しながら、マスターしていくところなので、是非、本書を手にとって、目を通してもらいたいところです。ただ、残念なのは、掲載されているチャートが、若干不鮮明(特に、陰線・陽線が解りずらい)なのが気になるところ。大きくて鮮明であれば、テキストとしては最高だと思います。 読み終えて、個人的に印象深かったのは、やはり、”人間の心理がトレーディングの85%を左右する”というところです。単に、うわべだけのトレードテクニックのだけに終始するだけでなく、人間の心理をコントロールしなければ、トレーダーとして成功できないということがわかったことが、この本を読んで得られた最大の収穫だと思います。 (ロンリートレーダー)
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