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図解 エリオット波動トレード
波動パターン分析は思っている以上に難しい。いくつかの条件を満たしていることを確認してから波動を分析していくが、なかなか図解で用いられているような波動を目にすることがない。おそらく、私自身が各条件をこれまで十分に検証していないため、波動全般を分析できないのだろう。 そのためか、波動分析自体よりもテクニカル指標を使ってダイバージェンスの出現を確認してから波動分析結果を裏付けている点はとてもわかりやすい。 ロバート・プレクター自身もエリオット波動分析をオプショントレードに活用していたとコメントしている。インパルスの発生が期待できるときにオプションをロングして、それ以外はショートした戦略は十分機能していた模様。この戦略に関しては検証しないとなんともコメントできないが、検証する価値はある。 本書で登場しているフィボナッチクラスターについてはあくまで目安にすぎない。著者はリスク・リワード率を事前に算出してトレードプランを策定しているため、フィボナッチクラスターは便利なツールだったのだろう。私見だがフィボナッチ等級を使って波動分析しているため、実践の波動分析をより複雑にさせている。これが目安だと視覚的に理解できても検証作業を困難にする。 エリオット波動原理の実例をあげて解説している点は素晴らしいが、原理を理解するには付録のエリオット波動入門では不十分。『エリオット波動入門』を読む必要があるように思えた。また、『あなたのトレード判断能力を大幅に鍛えるエリオット波動研究』も波動原理を理解するうえで参考になる。 商品説明ページへ お買い物かごに入れる
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