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フィボナッチ分析とディナポリレベル
先ずは、新装版として再発刊されたこと、ジョーディナポリのファンとして、非常にうれしく思っております。 さて、この本の素晴らしい点は、あくまでも小生の私見ですが、長年の月日を経っても、ジョーディナポリの売買手法や考え方は現在も非常に参考になると実感しております。旧刊が発行された当時は、衝撃的で目から鱗が落ちる内容であったと記憶しております。私がこの書籍について講評することは大変恐縮ですが、この書籍から多くのことを学びました。 ディナポリの定義でいうならば、フィボナッチ等級で重要な数字は、戻し(縮小)分析の時は、「0.382と0.618」を意識する。拡大分析の時は、「0.618と1.00と1.618」を意識する。≪*ついつい素人な小生は、この書籍と出会う前はポジション病にかかり、余計な数列(数値)を意識するあまり売買頻度を多くしておりました。≫ 売買のカギとなる上記に該当する数値にポジショニングするだけです。ただ、それだけでは相場で勝つ確率が上がらないので色々なバリエーション(ディナポリ自身のシステム・考え方)を持って相場と対峙している姿勢がプロ中のプロだと思います。 読者の皆様もご存知の通り、フィボナッチだけを利用して相場に打ち勝つことは困難だと思います。フィボナッチと相性が良いインジケーター=トレンドの方向性がわかるものを利用しながら、売買するヒントをこの書籍は教示しております。なじみのあるMACDやDMA等の使い方(考え方)、先行指数のインジケーターを使用しながら、一つ先のマーケット転換点を予想すること、ポジションを取るときは状況を確認する(トレンドに逆らわない)、事前に利食いターゲットとストップを設定。負けない投資家としての基本的な行動に徹している内容となっております。 小生が色々と物を申すよりも、是非本書籍を手に取っていただき、ジョーディナポリの投資哲学を深く味わっていただきたいと思います。また、補助教材としてジョーディナポリのDVDや成田博之さんのDVDを視聴すればより深くD-レベルについてより理解が深まり、より投資が面白くなると思います。セミナーでのジョーディナポリや成田博之さんの献身的な姿勢を視聴することによって、ディナポリレベルをマスターしたくなると思うのではないでしょうか。投資家の皆様に役立つことを心よりお祈り申し上げます。 三度の飯より相場好き 職業:個人トレーダー フィボナッチ分析とディナポリレベル
本書は日本でも有名な米国人トレーダーであるジョー・ディナポリによる『ディナポリの秘数 フィボナッチ売買法』の新装版だ。 相場における押し/戻りのポイントとして、フィボナッチを利用することはすでに今日当たり前になっているものの、本書ではそれだけにとどまらず、より詳細なフィボナッチの活用方法やディナポリの相場に対するアプローチの全体像を知ることができる。特に自分が関心したのが以下三点だ。 まずはディナポリのアプローチが非常に複眼的、重層的であることだ。トレードにおける最重要なトレンドを見つけるという点に関しては、ずらした移動平均線であるDMAを活用し、オシレーターでその持続性を見つつ、チャートパターンから相場の反転を見極め、フィボナッチから出した押し目でのエントリー、利食い・損切の設定するという具合だ。 次に、彼のアプローチがおそらくトレード初心者が最も苦手とするマルチタイムフレームを内包しているという点だ。相場のプライスアクションは自分の見ている時間足だけではなく、それ以上の上位足の影響を大きく受けるわけだが、直近のチャートだけを見ているようではそのような視点は持てない。だが、ディナポリが押し目ポイントとして活用するコンフルエンスエリアは、直近及びそれ以前の波動をもとに算出していおり、上位・下位両者の需要がマッチする押し目として普遍的に作用する。これはまさにマルチタイムフレームでの分析と言えるだろう。 最後に、ディナポリのアプローチではプロアクティブに計画的なトレードが可能という点だ。相場においてうまく立ち回るには、なるべくチャートにはりつき、一瞬の動きものがさないのが正解と錯覚しそうになるが、これはメンタル負荷が大きく、相場と損益の変動に合わせ感情が揺れ動き、理性的なトレードができなくなる可能性が高い。一方、ディナポリ手法を用いれば、相場を分析し条件が整ったことろでエントリーすれば、利食いと損切位置は、あらかじめフィボ水準から算出して設定済みであり、チャートをみる必要さえなくなる。これはまさに、普遍的なトレードの聖杯である「再現性の高い計画的トレードの実施」に合致するものだと考える。 以上の通り、本書はトレーダーがマスターすべき普遍的アプローチにあふれており、トレード手法を固めたい初心者・中級者に是非お勧めしたい本だ。 追伸、前半で彼が述べている裁量トレードの7箇条があるが、これはかなり秀逸。自身のトレードルールを構築したいと考えている方は、最低限ののベースとして活用することをお勧めします。 ユーノ 投資歴9年 旧題『ディナポリの秘数 フィボナッチ売買法』へのご感想
フィボナッチという言葉を聞けば、テクニカル分析を一通り学んだことのある人なら誰でもピンとくるあの“黄金分割”。私自身も、チャートを見たときに、下値のメドや天井値の予想に、このフィボナッチの比率が当てはまっているのを確認して、不思議なこともあるものだ、と思ったことが何度かありました。 この本は、そのフィボナッチの比率をトレード手法に取り入れているということで、非常に興味がありました。ただ、実際に読んでみると、フィボナッチに関する内容は、本書の第3部からで、第2部には、DMAやMACD・ストキャスティックなどを使ったトレンド分析や、9種類のパワーパターンが解説されていて、おもしろかったです。 フィボナッチを使ったトレードの教科書という見方をすれば、図表や説明に用いるチャートも豊富で、読みやすく、使いやすい。しかし、ボリュームはたっぷりで、今回、速読した自分としては、再度、熟読してさらに理解を深めなければいけないと思いました。 肝心のフィボナッチを使ったトレードが、どれ程のものなのかは、読者が実際にこの手法をマスターしてトレードに実践してみなければ、評価し難いと思います。読者のなかには、フィボナッチ自体をオカルト?ぽいものととらえて、“こんなものが使えるのかな?”と思う人がいるかもしれません。(実際、科学的に、根拠があるとは思えませんので!) 実は、この本を読むうえで私が一番興味があったのは、そのトレード手法よりも、フィボナッチがなぜ機能するのか?に対する著者の説明でした。読み進めていくうちに、“やはり、トレード法の説明で終わるのかな?”とも思っていましたが、著者は、ちゃんと答えを用意してくれていました。それは、わずか7行程度の簡潔な文章でまとめてありました。 この答えが知りたい人、答えは別として、このトレード法を学びたい人は、是非、読んでみることを,お薦めします。(このトレード法の有効性についても、著者が、リッチになれたと書いているので、やっぱり保証付き?なのかな!) テクニカル・トレーダー 商品説明ページへ お買い物かごに入れる 一覧に掲載されていない商品については モニタ募集中です!
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