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モンスター株の売買戦術
本書は、個人投資家向けにいくつもの書籍を書き下ろしているトレーダー、ジョン・ボイクの著書だ。コロナによる暴落とその後の急騰という大相場となった2020年、2021年の相場について、この大相場をけん引したモンスター株(1年程度の短期で2倍以上になるような先導株)に焦点をあて、そのトレード方法を惜しみなく解説している。 本書の最大の特徴は、非常に豊富なチャートによる具体例にある。その上で、実際に大金を稼いでいるプロの株式トレーダーが、モンスター株を扱う上で、どんなテクニカルに着目し、どこでエントリーし、どこで増し玉をし、どこで利食っているのか、赤裸々に見せてくれている点で稀有であり、非常にありがたい本となっている。我々素人が考えるよりずっとシンプルなテクニカルを、出来高や、ニューハイ・ニューロウ・インデックス等の指針と組み合わせながら、実に効果的に使っている点にあなたは驚くはずだ。プロは少ない道具を自在に操るというが、まさにその通りだと感じた。 個人的な感想になるが、今まで個別株を売買する際には、どこかマーケットの中心にある先導株は、メジャーすぎて手がでないといった苦手意識があったが、本書を読んでその意識を捨て去り、今後はその時々のマーケットを牽引している先導株だけをトレードしようと今強く感じている。というのも、本書後半で、ジョン・ボイクだけでなく、その他のトップトレーダーが、2020年、2021年の相場で、どんな銘柄を、どのタイミングで売買したかという実例を挙げてくれているが、その銘柄選択や売買パターンは実に似通っており、これこそ勝ち組の神髄かと感じたからだ。本書の熟読・研究によりプロトレーダーのモンスター株売買手法をマスターすることこそ、株式市場で勝ち組になる手段だと確信している。 投資歴9年 ユーノ
この本は、2020〜2021年(株式市場における、コロナショックによる大幅下落と、その後の素早い立ち直りの時期)にかけて大幅上昇した銘柄例について解説しています。 銘柄例については、成長株投資のバイブルであるウィリアム・オニール著『オニールの成長株発掘法【第4版】』のように、多くの銘柄のチャートとチャートについての解説がのっております。これにより、上昇する銘柄のチャートがどのように形成されるかがある程度わかるようになっています。 個人的には、コロナショックはほぼ完璧に回避できたのですが、その後急上昇があまりに早すぎてあまりとれていないので、次からは、この本等をみて、金融相場の始まりのほうでいかに投資タイミングをはかるかを実践していきたいと思っております。 また、相場における教訓として、過去の失敗を振り返り投資に関する本を繰り返し読んだりすることや、自己規律をしっかりして相場に対峙することの大切さといったことが書かれているので、そういったことの重要性を認識する意味でも、この本を読む価値はあると思っています。 bblue 50代 自営業兼投資家
筆者によれば、モンスター株とは、株価が短期間に2倍以上になる銘柄で、その期間は、通常4か月から1年半の期間で、特に6か月から12か月の間に大きく動く。そして、本当に大化けするモンスター株の多くはこの短期間に3倍、4倍、あるいは10倍以上にさえなる、という。 この本は、2020年と2021年におけるそれぞれのモンスター株の相場動向について、多くのページをその価格推移、出来高、移動平均線、新高値、新安値等を示したチャートに割き、どこで買い、増し玉し、手仕舞うのかを具体的に解説しており、非常に分かりやすい構成となっている。そして、各モンスター株の相場動向、プライスアクションをしっかりと理解することで、今後の相場サイクルで、同じような市場環境となった時に、今回の相場動向が教訓とし生かせるように解説がされている。そして、特にありがたいのが、この分析結果に基づき、これらのモンスター株の相場動向分析において得られた結果が教訓としてまとめられている点である。さらに、トレーダーにとって重要かつ留意すべき点が結論としてしっかりと書かれている点である。 この本を読むことにより、株式市場において、最高のトレーダーたちが何十年にわたって経験してきた成功や失敗、そしてモンスター株のような大儲けできる株を見つけ、どこで買い、増し玉し、手仕舞うかのノウハウを、短期間にしっかりと身につけることができるものと思う。個人投資家におかれては、是非、一読をお薦めできる非常に素晴らしい本だと思う。 炎のディーラー 商品説明ページへ お買い物かごに入れる
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