長期投資道 「勝者」のゲームを闘う法

まさに名著、もう他の本はあまり必要ないくらい。でも確かにこの本を徹底的に読みつくすなら、そして自分の我慢がともについてゆくなら疑うものは何もない。そして実行するだけで良い。

（H.B様　58歳）

まじめ、常識的、これから始めるならば・・・

　内容は長期投資の視点での企業の価値判断、著名な投資家の投資手法の紹介、個人 投資家の資産運用方法、沢上氏・竹田氏との対談などで、いずれも真面目な内容。但 し、目新しい内容や構成ということではなく、全般に内容は常識的なものであった。

　景気が悪化し株価が低迷しているような状況は一般に長期投資を始めるタイミング としては悪くない。本書を読んだからといって投資の成績が大きく向上するようなこ とはないし、いかに本書に示された企業価値判断の基準を理解していようとも、マー ケット全般が過剰に下落するような局面においては短期的に投資成績は悪化する。

　が、本書に示された資産運用方法等を参考にしつつ、企業価値判断についても常識 的な見方をきちんと身につけておけば、自らが破綻するような極端な状況には陥らず に済むだろう。

　本書の真面目さはやはりこの本の第一の特徴と言っていい。それを「あー、そうで すか」とすませてしまうか、自分自身の運用や投資手法について見つめ直してみる機 会とするかは読者が本書にどう対峙するかということによる。

（ふしみん　４０代　公務員）

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