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イベントドリブントレード入門 価格変動の要因分析から導く出口戦略
「イベント」と「需給」が利益の源泉という内容を説明され、 (O.T様 千葉県 60代)
筆者の羽根氏については、商品先物の人というイメージがありましたが、商品先物の出来高がかなり減ってまともな売買をするのが厳しくなってきたとのことで、株の売買もやっているとのことで、もともとはパンレポートでかいた文献からこのようなイベント投資の本ができたらしいです。 イベント投資といえば、個人的にも継続的に利益を出せるようになるきっかけとなったのが、雑誌に夕凪氏のイベント投資に関する記事がのっていて、それを実践しだしてからなので、けっこう思い入れがある投資法であります。ですから、初心者や初級者がとりかかるには、うってつけの投資法だと考えます。 この本には、株主優待、公募増資、分売、TOBなどいった、いわゆるイベント投資について、具体的な売買例や、どうやって利益をだせばいいのかなどがかいてあります。特に、TOBについては、私もよく知らなかったこともかいてありますし、新規公開株についても、詳しいデータがのっていたりしますので、非常に参考になる本だと思います。 また、イベントの探し方やヘッジ方法、検証(エクセルによる具体的なやり方)と売買ルールなどといった、具体的な売買例以外にも大事なこともかいてあり、ここも見逃せない所となっております。 最後の11章の売買の上達を目指してには、相場をやる上での心構えがかいてあり、(利益を出せない投資家がわかっていてもできない)練習売買の効用やポジション量の重要性、意地になって売買してはいけないなどといった非常に大事なことがかいてあります。もし、イベント投資をやらないとしても、この章だけでも何度も何度も読み返して実行するのが大切なことだと思います。(ほんの一部私の考え方と違うところはあるものの、ほとんど同意できることなので) この本は一度読んで終わりという本ではありませんので、ぜひ買って永久保存版にしてほしいところであります。特に相場で利益を出せない投資家にとっての救世主になる可能性があると思わせる本で、非常によい出来の本だと思います。 bblue、自営業兼投資家、40代
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