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マンガ オプション売買入門の入門

増田丞美/小川集 パンローリング

オプションの基礎から始まり、取引の優位性、 ゲーム性をわかりやすく記した良書。

マンガということで、活字だけでは分かりづらい、 オプションの概念をイメージすることができます。

例えば、映画のチケットの利用をオプション取引に見立てたユニークな解説や、 豊富な図をふんだんに盛り込み、仕組みを理解できるように、 様々な工夫が凝らされています。

ただし、いかにマンガといえども、(基本的にオプション取引の概念は複雑なため) ある程度理解するには、繰り返し読む必要があると思います。

オプション取引に興味はあるけれども 活字が苦手な人には一見の価値ありです。

N.T 20代 会社員


 オプションには以前から興味があり、あの増田先生原作の『オプション売買の入門』の漫画版なら、ちょっと目を通してみようかと思う方も多いだろう。実は私もその一人なのだが、特に私の場合、何せこれまで二の足を踏ませていた”オプション”に関する書籍の読破にいたる突破口となり、本当に感謝している。オプションの特性は特に、解説のための図式やイラストがなければ、読者が誤解したまま読み進んでしまい混乱したり、理解しきれないまま知識が欠落していても気付きにくいと思われ、結局、実践にまで至れない。その点、限られた字数とシンプルなシュミレーションで簡潔にまとめられたマンガという手法は、素晴らしくはまっていた。また全体像というか、概念をつかむのに何度か読み返すのも容易で苦にならない。解説が厳選されている分重要なキーワードがポンポン頭に入るし、その概念も抜かりなく解説されているのですでに株や先物の経験者なら、読み通してみれば”難しそう”なイメージだけで敬遠していたオプションが、ただの食わず嫌いで意外と近くのご馳走だったのでは?と、気付かれるだろう。

 “入門の入門”でこのレベルなら、実践編はどのような内容に至るのだろう、と思わせる具体性に驚く。その登場人物は等身大の自分のような主人公が、初心者にありがちの期待や的外れな努力で遠回りしなくて済むように、プロオプショントレーダーの先輩が実践で利益を上げることに集中してアドバイスするのだが、規模の大きくない個人投資家向けに必要のないことは覚えなくていい、この状況でとるべき戦略はこう、間違いやすいところがこうと、オーソドックスな正道へまっすぐ無駄なく読者をともに導いてくれる。同じ内容を理解するためにかけなければならない時間がどれだけ短縮されているか、という時間的価値でも十分に推奨できる。特に、後半は一般書に比べかなりの割合でリスク管理やマネーマネジメントに割かれており、その端々で読者がみすみす失敗しないように、オプションに失望してしまわないようにという著者の愛情さえ感じられる。基本的な戦略にしても薦めているのは保守的で、きつめの資金管理を用いることに一貫している。私は相場をする上で資金管理は共通項だからこそ、それを書籍の良し悪しと信頼性の判断基準として捉えるようになったのだが、その誠実さも推奨に値する。

 簡略すぎて理解しにくい点も幾分あるがそれを確認する意味でも、同著『オプション売買の実践』を読み始めている。ここまでに至ったことが最大の推奨要因といえるだろう。


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