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DVD マクミランのボラティリティー完全攻略

ラリー・マクミラン パンローリング

増田丞美氏の”オプション売買の実践”に出てくる戦略について、具体的にイメージ できた。もちろん書籍ほど丁寧で細やかな解説はないものの、全体像が概略的に把握で きた満足感がある。時間の流れやタイミングが分かると、不思議と他のことまで理解 が深まった気がしてくる。自転車でもゴルフでも、実物を見ないことには文章だけで 理解するには限界がある。かといって、国内のセミナーは初心者向けで物足りないか 高所得者向けで手が出ない。オプションのように馴染みのないものに対してこそセミ ナーの意義は大きいと強く感じられた。

これを見ればすべてが分かる、と言うような内容では決してないが、どのような戦略 においても、注目すべきIVの正しい認識が大前提であり、そのために必要な チェックポイントとそれを用いたルールの概要は十分使える。いくつ戦略の名前と意 味を知っていても、何をいつどのような条件下で使うのが有効か知らなければ、役に 立たない、とでも言うように、このような場合は戦略A、途中でこうなればB、有効なのはC、やってはならないのがDと、淡々と並べられる1つ1つが多面的な勉強になる。紹 介されている戦略はそう多くはなく、目新しいわけでもないが、いつ・どのように使えば有効かという応用の幅を広げておくことは、それを更にオプション以外での戦略にも 活かせそうな点で、新戦略を1つ得るよりも貴重かもしれない。

中でも、「正」と「負」の歪みについてその有効性ばかりでなく、簡単な見つけ方ま でフォローされておりホッとする。”歪み”の奥が深くていささか不完全燃焼感は残 るが、主旨からすればいたしかたないと思う。だがこの”歪み”に最もお金の匂いを 覚え、印象深かった。また、以外に素直に見れたのは、ランダムウォークやブラック ショールズなどには反映していない事実がある、という一言かもしれない。これに限 らず、何かを限定してしまわないところが柔軟で、受け入れやすい。

オプションの片建ではなくスプレッドとして、もしくはヘッジとした手法が推奨され ており、この種の利用法を採用する場合、数式やら単語を覚えようとするよりも、 ”戦略”的な部分を知ることで、より詳しく知りたいことを掘り下げる方が現実的で モチベーションも高まるのではないだろうか。相場経験が有り、オプションにも興味があるのに小難しいことばかりでウンザリしてきたとき、これを見れば”なんだそういうことか”、“確かに!”と納得できるところがあり、自分の経験とも何かしらの共感が得 られることと思う。オプショントレーダーの中にも群衆は居るし、自分に合致した戦 略のみトレードするということは忘れてはならないようだ。 ただ、用語についての解説はほとんどないので、オプション関連書2冊は読んでから 見ることを薦める。

(20代 まっちゃ 脱サラ志望のSE)


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