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トレンドフォロー入門

マイケル・コベル, 古河みつる パンローリング

タイトルから、多くのチャートを用いて売買のポイントを指摘 するようなテクニカル分析の本だろうと考える方もいらっしゃ るかもしれません。しかし、本書はそういったものとは全く異 なります。

本書はパート1〜4、全11章から構成されていますが、著者 が一貫して述べているのは、トレンドフォローが優れた戦略で ある、ということです。ただ、それを説明するのにチャートを ふんだんに盛り込み、ああだこうだと講釈をたれるようなこと はありません。そのような小手先の技術ではなく、トレンドフ ォローの根幹を成す投資哲学が繰り返し丁寧に述べられていま す。どういった手法をとるべきか、具体的に示されていないも のの、土台が固められればおのずと見えてくるはずです。

全体を通して重要なことが語られていますが、特に参考になる のが第2章「トップトレンドフォロアーたち」。エド・スィコ ータやリチャード・ドンチャンなどのトップトレンドフォロア ーが紹介されており、投資戦略を組み立てるうえで大きなヒン トとなるのではないかと思います。

ただ、本書を読み終え、トレンドフォローがいかに素晴らしい か分かったところでそれを実践するのはきわめて難しいことで あると思います。小さな損失を受け入れ、大きく勝つというの がトレンドフォロー。当然、勝率は低くなります。負けが続け ばその信念を貫くのは非常に困難となるでしょう。

小さな損失を許容できる忍耐が、トレンドフォローに一番必要 なものなのだと思います。相性の悪い人もいらっしゃることで しょうが、トレンドフォローを理解することは、きっと自身に プラスとなることでしょう。

胸をはって薦められる良書です。


 私の最も尊敬するマーケットの魔術師であるエド・スイコータのトレンド手法でもある『トレンド・フォロー』という手法について述べられた一冊です。

 つねづね抱いていた疑問、「バブル崩壊後、アジア危機において失われたお金を手にしたのは誰だったの??」という疑問を一掃してくれました。多くの人々が富を失ったなら、その冨を手にした人がいるはずだと二十歳の頃から考えていましたが、それを手にしたのは、なんとトレンド・フォロアーだったのです。

 そのトレンド・フォローのエッジについて述べられているのに加えて、著名なトレンドフォロアーの意見も盛り込まれていて非常に面白いです。なかでもエド・スィコータが「自分が何に向いているのかを考えてそれにあわせて自分が何になるかを決める人はたくさんいる。だが、自分が何になりたいかを考えて、自分をそれにあった人間に変えようとするひとはいない」と意見していました。エドのコメントは常に、私を不思議な気持ちにさせますが、この言葉を読んですぐに「では、私は数学が苦手だけれど、クォンツになろう」と意思決定しました。

 本書の中で、定量分析の重要性にも触れられていますが、私は全くその意見に賛成で以前からその勉強をすべきだと考えていました。

トレンドフォローを始めて、私はドローダウンを受け入れることができるようになり、利益も伸び始めました。ぜひ読んでいただきたいです!

(MOE 20代 女学生)


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