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「敵」と「自分」を正しく知れば1勝1敗でも儲かる株式投資

本書は2部構成になっている;株式市場分析、自己分析。 著者はこれまでにもバリュー投資を主に企業、株式市場分析をわかりやすく解説した書籍を出版している。その分析内容やスタイルから多くを学べる。本書に限って言えば、自己分析を第1部で全面に出すべきだったと思う。著者は20年にわたる投資経験を惜しみなく公開している。失敗から多くを学んでいる点が主張されている。そうであれば、先ずは、自己分析が先ではないだろうか?! 相場環境と投資対象となる企業は変化していく。それは意外と理解しやすいが、自己を理解することは思っているほど容易ではない。自己分析とは、言うは易し、行うは難し。

なりた・ひろゆき氏)


共感度大

 著者は私自身とほぼ同世代。投資経験年数も近い。ついでに、日本株の運用益も同じぐらい。割安株投資の視点も共感できる。

 本書は冒頭部分ではグレアム・バフェット流の投資のあり方についてわかりやすく解説している。 書かれている内容は共感するところが多いが、現在の株価2万に近いような相場にあっては、本書の視点で買える日本株は少ない。むしろ、ここからは「売り方」の方を重視する必要があるかもしれない。早売りで後悔しない、上昇についていく「売り方」などについてもまたふれてほしいところ。

 個別銘柄についての分析、レポートがあるのはよい。内容もわかりやすい。

 自分が保有している、あるいは投資を検討している銘柄について、本書の視点で分析して考えてみることは意味があるだろう。

 また、投資の記録をきちんととって、現状をきちんと把握し、自分の投資を分析することの大切さを指摘している点もよい。これも私自身、実感しているところである。

 全体として、本書の内容をきちんと把握し、指摘してあることを実践することは、投資成績を向上させるには確実に役立つと感じた。良書である。

ふしみん 50代 教職員


バリュー投資家である角山智さんの著書です。

角山さんは、リーマンショック前は、主に企業業績をみて投資して、小泉相場ではある程度の成果を収めていたのですが、リーマンショックで大損した結果、テクニカルやマクロ経済分析を用いるようになったそうです。しかし、それらを用いたアベノミクス相場でも、勝つことは勝ったのですが、早く降りすぎて納得できる勝ち方ではなかったそうで、この本を書いたときでもいまだ発展途上だそうです。このように、常に自分の売買を見つめ直して、投資手法を改善していくことは、長く投資をしていくうえで、非常に大事なことだと思います。負けたときにはもちろん、勝っていたとしても、いつ現在の投資手法が通用しなくなるかわかりません。常に油断することなく、そのときの投資環境に自分を合わせていくことが大事だと思います。

また、この本には、景気循環株での正しいPERの使い方や、バフェット投資法の簡略なやり方がのっているので、(バリュー投資の本には難しい理論が書いてある本がありますが)この本によりバリュー投資の実行がよりやりやすくなっていると思います。また難しい理論を知らなくてもバリュー投資を実行することは十分に可能だと思います。

さらに、売買記録の記帳の大切さを説いています。勝っている投資家はたいてい自分の売買を記帳しているそうです。その記帳の具体的な方法(エクセルでの具体的な表つき)や記帳の効用などについて書いてあるので、ここも読む価値があると思います。

全体的に読みやすいので、頭にスッと入ってくると思います。バリュー投資の手法だけではなく、マクロ経済分析や自己分析などにも踏み込んだこの本は、中長期投資をする上でとても有用な本だと思います。

bblue 40代 自営業兼投資家


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