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ツバイク ウォール街を行く

マーティン・ツバイク, 中村正人 パンローリング

 あのラリー・ウィリアムスが“疑いなく、これは株式市場について書かれた最高の本である。”と絶賛していると知って、非常に興味を持ちました。実際に読んでみると、テクニカル分析一辺倒の内容ではなく、金融指標などのファンダメンタル分析を含んだ、マーケットを学ぶのに適した本だと思います。

 全部で16章の本ですが、個人的に興味を持ったのは、6章の金融諸指標とモメンタム諸指標の統合です。マーケットタイミングをテクニカルのみで計るのではなく、ファンダメンタルな金融指標を取り入れたモデルで判定するところに、利点を感じました。金融指標のみならず景気指標の動向を見ながら、今後のマーケット動向を判断しようと誰もが努力していますが、その時にクローズアップされる指標やエコノミストのコメントに左右されて、どうしても判断が後手後手になりがちです。その点、ツバイク氏のこのモデルを利用すれば、冷静にマーケットを見極めることが出来るのではないでしょうか。

 マーケットの動向を見極めた後に必要なのは、実際に投資する個別銘柄の選択になります。ここでも、勝ち銘柄を選び出すために、“ショットガン・アプローチ”と“ライフル・アプローチ“という2つの銘柄選択法が説明されています。詳細は本に譲りますが、ツバイク氏の選択法が、意外にも、ローテクなのには、驚かされました。本の12章では、ツバイク氏の銘柄選択法が、機能していることを証明するため、そのケースが紹介されています。

 また、どんなに最善を尽くし、マーケットタイミングを判定し、銘柄を選択しても、人間間違いは避けられないので、それに対処する方法として、ストップの利用をツバイク氏は薦めています。ストップを利用して、損失を限定し、利益を伸ばすというマネー・マネジメントの基本も説明されています。

 全部読み通して見ると、株式投資に必要な基本的な知識から、マーケットを判断し、銘柄を選択するという、極めてオーソドックスな投資法です。しかし、ツバイク氏のアイディアを加味することによって、極めて実践的な投資法となっており、投資の基本書としては、最高だと思います。ただ、全くの初心者にとっては、多少の金融の知識を勉強してから読んだほうが、理解が深まるのではないでしょうか。テクニカルとファンダメンタルのバランスのとれた素晴らしい本だと思います。

(ペンネーム ロンリートレーダー)


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