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「シストレの達人」を使ってトレンド判定の効果を検証
3−2.個別銘柄が下落トレンド(株価位置50%未満)の検証結果【運用資産の推移】
【検証結果の考察】 先ほどと同様、トレンドの判定を考慮しない結果と比較すると、上昇トレンドの場合の成績は、勝率52.05%→64.36%、平均損益率0.96%→4.13%と圧倒的な向上が見られました。 また、下落トレンドの場合もトレンドを考慮しない場合よりも若干の改善がみられますが、ある程度は偶然の結果と考えたほうが妥当かもしれません。 いずれにしても、下落トレンドのときに買いを行うよりも、上昇トレンドのときに買いを行うほうが圧倒的に有利といえそうです。 また、注目すべき点として、トレンドの判定を取り入れることにより、2006年の前半や2008年の後半に起こった大規模な暴落をうまく回避しているため、資産曲線がある程度滑らかな右肩上がりになっている点が挙げられます。 ■まとめ今回は日経平均や個別銘柄の株価位置によってトレンドの定義を行いましたが、他にも様々なトレンドの判定方法が考えられます。 例えば、高値更新している銘柄の数が一定数に達している場合を上昇トレンドと定義したり、高値更新している銘柄と安値更新している銘柄の比率でトレンドを定義するのも面白いかもしれません。 もちろん、トレンドの判定方法にも良し悪しはあるでしょうが、少なくとも売買ルールにトレンド判定を取り入れることによって、成績を大きく向上させる余地があるということだけでも覚えておくといいのではないでしょうか。
※本コラムの検証は、斉藤正章氏が開発した【システムトレードの達人】を使って検証しています。60種類を超えるテクニカル指標による検証や、外部データ等を使用したフィルター機能により、様々な方法でトレンド判定を行うことも可能です。
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