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第96回 3メガバンクが今中間期の業績を発表2024.11.18 浜口です。さて、まずは今回も定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2024年11月5日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、左は株価が11月2日時点、右は11月15日時点のデータです。 株価としては、三菱商事以外はすべて上昇、特に3メガバンクの上昇度合いが高いことがわかります。 以下は8316三井住友FGの日足。足元の株価は上昇に転じていることがわかります。この銘柄の業績は以下の通り好調であり、楽観しています。
主観ですが、中長期的には20,000円があってもおかしくないという考えに変化はありません。同銘柄は株価が3分割されたため、7,000円近くがあってもおかしくないという考えに変化はありません。 三井住友フィナンシャルグループ(8316) 一方でテック株の人気銘柄、レーザーテック(6920)。株価は趨勢的に下落しています。ここまで株価が下落してもなお、予想PERは22.22倍。三井住友FGと対照的ですが、これが現実です。投資対象を銀行・損保・商社株の累進配当銘柄に絞り込んで、ほんとうによかったと思いますね。この銘柄は半導体関連ですが、そもそも半導体関連銘柄は、相場が終わっていると認識します。 レーザーテック(6920) デイトレは行いませんでした。ただし、銀行株の地合いが好転してきたため、株価の動きを見ながら、来週から銀行株を用いてデイトレを再開することを検討しています。 日本株の相場観については、長期的には今回も基本、変化なしです。日本は、景気後退になる可能性は低く、米国のインフレ懸念は日本に脱デフレをもたらし、加えて海外観光客の増加等、経済再活動につながり、今年年前半にかけ、日本株はここで紹介している高配当バリュー株を中心とした、堅調な相場展開を予測しています。「浜口の相場観は、いつも同じだよな」と受け止められている向きも多いことでしょう。しかしながらこのことは、現在の日本株市場が私が想定した通りに推移している証左と受け止めていただきたいと思います。 3メガバンクが今中間期の業績を発表さて、ここからは今回のテーマ、「3メガバンクが今中間期の業績を発表」について。 まずはアナリストレポートの一部を見ていただきましょう。MUFG(8306)、三井住友FG(8316)はゴールドマンサックス証券の銀行株アナリストである黒田さん、みずほFG(8411)は JPモルガン証券の矢野さんが書かれたものです。 各行とも決算内容は良好ですが、この中でもみずほFG(8411)は十数年ぶりに自己株取得をアナウンスしたことから、株価は他の2行比較で大きく上昇しています。当銘柄はPBRが0.89と銘柄比較で最も低いこともあり、3行では最もお薦めできるものと考えています。 以上です。なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。
<著者プロフィール> 浜口準之助(はまぐち・じゅんのすけ) 約15年にわたり機関投資家のファンドマネージャーとして株式運用に従事。信託銀行などで主に年金資金の日本株運用を行う。その後約14年にわたり投信運用会社にて投資環境のセミナー講師に携わる傍ら個人投資家として株式運用を行い、「億り人」の仲間入りを果たす。「浜口流コア・サテライト戦略」を提唱し自らも実践している。「醍醐味に満ちたライフワークとして、株式投資に勝るものなし」との基本観から、個人投資家に実践的な株式投資手法の研究を続けている。 社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。主な著書に『黄金サイクルと農耕民族型投資戦略』(パンローリング刊)、ブログ 浜口準之助のテツ・ホテル・グルメ・株式運用 をほぼ毎日更新中、こちらでは旅の話もしている。前へ戻る | 次へ進む |
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