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フィスコ投資ニュース配信日時: 2024/12/18 12:06, 提供元: フィスコ ユニリタ Research Memo(6):グループ一体となった価値提供モデルの確立に取り組む*12:06JST ユニリタ Research Memo(6):グループ一体となった価値提供モデルの確立に取り組む■中期経営計画の方向性 1. 中期経営計画の方向性 ユニリタ<3800>は、2024年5月に中期経営計画(2025年3月期〜2027年3月期)を公表した。「Re.Connect 2026」※という基本方針の下、1) サービス提供型事業の拡大、2) 新たな価値提供モデルの確立、3) 事業プロセスの変革の3つの事業戦略をさらに進化させていく方針である。また、グループ理念を軸とした持続的な経営と価値創造の実現に向け、人的資本投資の加速を含む、サステナビリティ基盤の強化にも取り組む考えだ。 ※ 様々なステークホルダーとの接点やつながり方を抜本的に見直し「再度、より良い形でつながり直す」という意味が込められている。 (1) 3つの事業戦略のポイント 1) サービス提供型事業の拡大 引き続き、クラウド成長領域への投資の拡大や顧客の最適なモダナイゼーションの実現、製品・サービスの一部効率化と新規領域への参入検討などを進めていく。 2) 新たな価値提供モデルの確立 前中期経営計画でブラッシュアップした「サービスマネジメント」及び「データマネジメント」をコアコンピタンスに再定義したうえで、グループ横断、エコシステムによる顧客提供価値の高度化、社会課題事業への継続的投資とアライアンス強化などに取り組む。 3) 事業プロセスの変革 サービスシフトを支える品質マネジメントの強化や、プロセス標準化による実装、運用体制の構築、並びに顧客起点での全社的カスタマーサクセス推進体制の確立を目指していく。 (2) 財務目標 最終年度(2027年3月期)の目標として、売上高140億円(3年間の平均成長率5.3%)、営業利益14.5億円(同12.4%)、ROE 8.8%(2024年3月期比+1.7pp)を掲げるとともに、投資計画(研究開発費、設備投資等)は累計24億円を見込んでいる。また、利益成長に伴う増配にも意欲的であり、2027年3月期の年間配当は1株当たり75.0円(2024年3月期比+7.0円)を予想している。なお、計画には入っていないものの、M&Aも検討していく方針であり、データマネジメント人材の獲得やサービスラインの強化につながるような対象先を候補に考えているようだ。 事業別の売上高計画を見ると、「プロダクトサービス」はメインフレームの縮小と新規成長サービスによるストック売上の拡大がほぼ均衡し横ばいで推移する一方、成長エンジンと位置付けている「クラウドサービス」の各カテゴリは大きく伸びる想定である。また、「プロフェッショナルサービス」についても、引き続きコンサルティングを起点とした高収益モデルへのシフトを進めていく。損益面でも、クラウドへの投資を継続しながらも収益性を重視した計画となっており、特に「クラウドサービス」における利益成長と「プロフェッショナルサービス」の収益性向上が営業利益率やROEの改善に寄与する想定である。 2. 中長期的な注目点 |
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