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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/02/12 17:23, 提供元: フィスコ 日新---3Qは売上高、営業利益ともに2ケタの増収増益、3事業部門いずれも2ケタの増収増益を果たす*17:23JST 日新---3Qは売上高、営業利益ともに2ケタの増収増益、3事業部門いずれも2ケタの増収増益を果たす日新<9066>は10日、2025年3月期第3四半期(24年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.2%増の1,476.87億円、営業利益が同17.8%増の75.37億円、経常利益が同7.9%増の81.92億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同81.2%増の98.25億円となった。 物流事業の売上高は前年同期比18.8%増の1,395.77億円、セグメント利益(営業利益)は同11.5%増の59.48億円となった。日本では、引き続き自動車関連貨物や食品、化学品等の取り扱いが堅調に推移し、収益は概ね計画通り進捗した。海上貨物では、輸出は自動車や機械・設備、輸入は食品や雑貨等の取り扱いが堅調に推移し、航空貨物では、自動車関連貨物や機械・設備等の取り扱いが収益に寄与した。倉庫業務では第2四半期より開始したEC関連貨物の取り扱いが堅調に推移した。アジアでは、第3四半期においても自動車関連貨物の取り扱いに本格的な回復の兆しは見られず、全体的に低調な動きが続いた。タイでは海上、航空貨物ともに荷動きが鈍く、ベトナムでも輸出航空貨物の取り扱いが減少した。インドにおける二輪完成車の国内配送業務等が引き続き堅調に推移し、アジア地区の収益に貢献した。中国では、景気回復の遅れや価格競争激化の影響により、売上、利益ともに計画を下回って推移した。香港では、輸出航空貨物の取り扱いに回復の兆しが見られたものの、上海では海上、航空貨物とも伸び悩んだ。連結子会社化した中外運日新では、機械設備の輸出取り扱いが収益に寄与した。米州では、米国において自動車関連貨物の取り扱いが伸び悩み、港湾混雑や遅延の影響等もあり、収益は計画 に届かなかった。メキシコにおける自動車関連貨物の取り扱いや倉庫業務が収益を下支えした。欧州では、引き続きポーランドにおいて倉庫業務が堅調に推移し収支を牽引するなど、計画を上回って推移した。オーストリアでの機械設備や食品等の輸出業務取り扱いが収益に寄与した。 旅行事業の売上高は前年同期比25.6%増の70.74億円、セグメント利益(営業利益)は同60.4%増の7.62円となった。主力の業務渡航は第3四半期に入り閑散期を迎えたが、団体旅行では企業の報奨旅行など海外旅行の取扱いが増加し収益に寄与した。 不動産事業の売上高は前年同期比21.0%増の13.55億円、セグメント利益(営業利益)は同40.6%増の8.14億円となった。京浜地区で収益化した賃貸不動産事業が堅調に推移するなど、計画通りに進捗した。 2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.7%増の1,830.00億円、営業利益が同12.7%増の91.00億円、経常利益が同3.6%増の98.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.1%増の103.00億円とする期初計画を据え置いている。 《ST》 記事一覧 |