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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/02/17 12:28, 提供元: フィスコ サスメド---2Q減収なるも、通期業績予想の上方修正を発表*12:28JST サスメド---2Q減収なるも、通期業績予想の上方修正を発表サスメド<4263>は14日、2025年6月期第2四半期(24年7月-12月)決算を発表した。事業収益が前年同期比72.2%減の0.73億円、営業損失が3.08億円(前年同期は0.97億円の損失)、経常損失が3.09億円(同0.90億円の損失)、中間純損失が3.13億円(同0.91億円の損失)となった。 DTxプロダクト事業の事業収益の計上はなく(前年同期は2.00億円の事業収益)、セグメント損失は0.82億円(同1.18億円の利益)となった。治療用アプリ開発では、不眠障害治療用アプリにおいて、保険適用と製品の上市に向けた準備を進めている。また、杏林製薬<4569>と共同開発を行っている耳鳴治療用アプリにおいては、特定臨床研究を実施している。さらに、あすか製薬と共同開発を行っている月経前症候群・月経前不快気分障害を対象とした治療用アプリにおいては、特定臨床研究を開始し、最初の被験者により本アプリの使用が開始されたことによるマイルストン1億円を受領する予定。当該マイルストンについては、本契約締結時に受領し契約負債に計上していた契約一時金2億円と併せて収益計上する予定としている。その他のパイプラインについても、進行がん患者向けのアドバンス・ケア・プランニングを支援するアプリ、及び慢性腎臓病患者向けの腎臓リハビリアプリではそれぞれ探索的試験(第II相臨床試験に相当)を完了し、次の試験に向けて準備を進めている。また、国立大学法人新潟大学と共同開発を行っている持続性知覚性姿勢誘発めまいに対する治療用アプリにおいては、臨床研究における被験者登録を開始している。販売段階にあるプロダクトはまだない。 DTxプラットフォーム事業の事業収益は0.73億円(前年同期は0.65億円の事業収益)、セグメント利益は0.03億円(同0.06億円の損失)となった。汎用臨床試験システムの提供に関しては、アキュリスファーマとの間で締結した、治験実施に関する契約に基づき、企業治験としては世界初となるブロックチェーン技術を活用した治験を実施している。また、国立大学法人東北大学との間ではSUSMED SourceDataSync(R)を用いた統合型静脈疾患レジストリシステムを構築し、医療機器の使用成績調査で活用されている。その他、SUSMED SourceDataSync(R)を活用した臨床試験の実施に関する提案活動を積極的に展開している。機械学習自動分析システムの提供に関する活動については、継続利用に支えられ、収益は安定的に推移している。 2025年6月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。事業収益が前期比39.9%増の4.79億円、営業損失が3.78億円(前回予想比2.05億円増)、経常損失が3.79億円(同2.04億円増)、当期純損失が3.86億円(同2.03億円増)としている。 《ST》 記事一覧 |