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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/02/17 13:48, 提供元: フィスコ ビューティカダンホールディングス---2Qも増収、全てのセグメントの売上高が増加*13:48JST ビューティカダンホールディングス---2Qも増収、全てのセグメントの売上高が増加ビューティカダンホールディングス<3041>は14日、2025年6月期第2四半期(24年7月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.1%増の38.80億円、営業損失が0.39億円(前年同期は0.11億円の利益)、経常損失が0.33億円(同0.17億円の利益)、親会社株主に帰属する中間純損失が0.32億円(同0.03億円の利益)となった。 生花祭壇事業の売上高は前年同期比8.3%増の19.87億円となった。葬儀業全体では市場が今後も拡大傾向にある一方で、全国的に進む「家族葬」や「密葬」、「一日葬」等葬儀の小型化による単価の下落傾向等への対応が求められる状況となっている。このような状況の中で、同事業では中期経営計画に基づく戦略の実行と葬儀の縮小傾向に対応した新たなサービス展開や新商品販売等を実施してきたが、原材料費や人件費高騰等の影響により、営業利益は同27.0%減の0.95億円となった。 生花卸売事業の売上高は同10.9%増の14.27億円となった。子会社のマイ・サクセスにおいて、業務効率化に加え、同社グループとしての更なる競争力強化を図っているが、当中間連結会計期間においては、期の中盤には一時的に単価が平年並みとなったものの、期の前半での気温上昇による入荷量の減少等の影響が、後半においても続いたことによって販売単価が高騰したことに加え、後半では輸入品取扱量が増加したこと等を受け、売上高は増収となった。同事業では引き続き生花卸売事業(国内流通)と生花祭壇事業とのシナジー追求を図りながら抜本的な物流体系の改革へ向けた取り組みを実行しつつ、合わせて販売価格への転嫁や取扱品目の精査、販管費効率化等を実施した結果、営業利益は同54.6%増の0.41億円となった。 ブライダル装花事業の売上高は、1件あたりの単価が回復(上昇)傾向にあったため、同5.2%増の1.75億円となった。少子化による結婚件数の減少と、「ナシ婚」ともいわれる婚姻届のみの結婚の増加等により、ブライダル業界の市場規模は縮小傾向にあるものの、晩婚化による結婚式単価の上昇や、ゲストハウス・ウエディングやレストラン・ウエディング等オリジナル挙式志向の高まりを背景に新規参入企業が増加するなど、これまでは大きな市場規模が保持されていたが、コロナ禍の影響を受け同市場規模は大幅に縮小し、その後回復基調で推移している。このような状況の中、同事業では関西・九州エリアにおける既存顧客・エリアへの深掘による受注増、同エリアでの新規取引先拡大、リテール部門の売上拡大に取り組んできたが、原価や人件費高騰の影響を受け、営業損失は0.09億円(前年同期は0.09億円の利益)となった。 その他の事業の売上高は同9.0%増の2.91億円となった。システム開発事業、冠婚葬祭に関する企画並びにコンサルタント業務、就労継続支援事業、農業、レストラン事業を行っている。当中間連結会計期間においては、システム開発事業においてインボイス対応の特需があった前期との比較では減少した一方で、新たにレストラン事業が加わったこと等により、売上高は増収となったが、利益面では農業部門において連作障害が発生した影響等により営業損失は0.38億円(同0.05億円の利益)となった。 2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比8.8%増の76.00億円、営業利益は同29.6%増の1.10億円、経常利益は同10.4%増の1.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同145.3%増の0.70億円とする期初計画を据え置いている。 《NH》 記事一覧 |