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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/01/20 16:46,
提供元: フィスコ
20日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で3日続伸、医薬の上げ目立つ
*16:46JST 20日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で3日続伸、医薬の上げ目立つ
週明け20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比2.56ポイント(0.08%)高の3244.38ポイントと小幅ながら3日続伸した。1月2日以来、約2週半ぶりの高値水準を回復している。
先週の好地合いを次ぐ流れ。中国の景気懸念が後退している。17日に報告された24年の中国GDP成長率は前年比5.0%で着地。市場予想(4.9%)を上回り、政府目標の「5%前後」を達成した。米中関係の過度な悪化懸念もひとまず薄らぐ。20日(日本時間21日未明)に就任式を迎えるトランプ次期米大統領は17日、習近平・国家主席と電話会談を実施した。トランプ氏は会談について、両国にとって非常に良い内容だったと述べている。また、就任式に出席するため訪米中の韓正・副主席は19日、バンス次期副大統領や次期政権の重要メンバーでテスラ社のトップを務めるイーロンマスク氏と相次ぎ会談した。なお、朝方公表された実質的な政策金利となる1月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は予想通り据え置かれたが、金融緩和の期待感は根強い。当局は春節(旧正月)の大型連休前に、預金準備率を引き下げるとの観測も続いている。
もっとも、上値は限定的。米中関係の悪化懸念は薄らいだが、中国などに対する関税賦課など、通商政策に対する警戒感がくすぶる状況だ。市場関係者によると、トランプ氏は就任直後に多数の大統領令に署名すると予想され、マーケットの波乱要因になる恐れもある。指数は中盤から上げ幅を削った(上海総合指数は一時マイナス)。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、医薬の上げが目立つ。薬明康徳(603259/SH)が5.7%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.9%高、浙江華海薬業(600521/SH)が2.9%高、人福医薬集団(600079/SH)が2.2%高、天士力医薬集団(600535/SH)が1.7%高で取引を終えた。
消費関連株もしっかり。衣料品の海瀾之家(600398/SH)が6.0%、スーパーの永輝超市(601933/SH)が1.8%、自動車の上海汽車集団(600104/SH)が1.7%、エナジー飲料の東鵬飲料(605499/SH)が1.6%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)と酒造の貴州茅台酒(600519/SH)がそろって1.4%ずつ上昇した。インフラ建設株、保険・証券株なども売られている。
半面、石油・石炭株はさえない。中国石油天然気(601857/SH)が2.9%安、中国海洋石油(600938/SH)が2.4%安、中国神華能源(601088/SH)が2.2%安、中国中煤能源(601898/SH)が1.9%安で引けた。不動産株、産金・非鉄株、公益株、銀行株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.86ポイント(0.33%)高の261.63ポイント、深センB株指数が0.31ポイント(0.03%)安の1190.61ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
《CS》
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