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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/02/19 18:13, 提供元: フィスコ 19日の香港市場概況:ハンセン0.1%安で反落、テック指数は0.6%上昇*18:13JST 19日の香港市場概況:ハンセン0.1%安で反落、テック指数は0.6%上昇19日の香港市場は、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比32.57ポイント(0.14%)安の22944.24ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が12.30ポイント(0.15%)安の8463.10ポイントと反落した。売買代金は2625億6650万香港ドルに縮小している(18日は3386億2560万香港ドル)。 利食い売りが先行する流れ。ハンセン指数はこのところ上昇基調を強め、足元で昨年10月以来、約4カ月ぶりの高値水準を回復していた。米金利高も逆風。18日の米債券市場では、追加利下げの後ずれ観測が再燃し、米10年債利回りが上昇に転じた。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国当局は民営企業の支援スタンスを鮮明化している。国家発展改革委員会の鄭備・副主任は18日、民間企業が直面する課題に対処する政策がこれから実施されると述べた。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、香港大手行の恒生銀行(ハンセン銀行:11/HK)が3.9%安、石炭中国最大手の中国神華能源(1088/HK)が3.7%安、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が3.0%安と下げが目立った。ハンセン銀行に関しては、2024年通期決算で純利息収入が予想を下回ったことや、不良債権比率が悪化したことを売り材料視している。そのほか、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が2.1%安。業績の低迷が嫌気されている。同社の10〜12月期決算では、特殊要因を除いた調整後利益が13%減少し、主力のオンラインマーケティング事業の売上高も落ち込んだ。 セクター別では、オンラインゲーム関連が安い。中手遊科技集団(302/HK)が5.9%、心動(2400/HK)が2.4%、網易(9999/HK)が1.8%ずつ下落した。 消費セクターの一角もさえない。組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が4.3%安、スポーツ用品の中国動向(3818/HK)が2.5%安、家電の海爾智家(6690/HK)が2.3%安、即席麺・飲料の康師傅HD(322/HK)が2.2%安、酒造の珍酒李渡集団(6979/HK)が1.7%安で引けた。 半面、半導体セクターは急伸している。華虹半導体(1347/HK)が23.0%、晶門半導体(2878/HK)が15.5%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が9.3%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が8.4%ずつ上昇した。SMICは上場来高値を更新している。 スマートフォン部材・組立の銘柄群もしっかり。舜宇光学科技(2382/HK)が5.4%高、丘タイ科技(1478/HK)が4.7%高、瑞声科技HD(2018/HK)が3.9%高、高偉電子(1415/HK)が3.0%高、比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が2.7%高、富智康集団(2038/HK)が2.2%高で取引を終えた。新興ハイテク株の買いで、ハンセン科技(テック)指数は0.6%逆行高している。 一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.81%高の3351.54ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。証券、不動産、医薬、インフラ関連、素材なども買われた。半面、エネルギーは安い。公益、銀行・保険、運輸も売られた。 亜州リサーチ(株) 《AK》 記事一覧 |