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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/13 18:00, 提供元: フィスコ 13日の香港市場概況:ハンセン0.6%安で5日続落、テック指数は1.7%下落*18:00JST 13日の香港市場概況:ハンセン0.6%安で5日続落、テック指数は1.7%下落13日の香港市場は、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比137.66ポイント(0.58%)安の23462.65ポイント5日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も41.52ポイント(0.48%)安の8640.61ポイントと続落した。売買代金は2338億3270万香港ドルとなっている(12日は2784億9150万香港ドル)。 様子見ムードが買いを手控えさせる流れ。香港に上場する主要企業の通期決算が本格化しつつあることや、週明け17日に1〜2月の主要経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が発表されることも気がかりだ。また、「トランプ関税」に端を発した貿易戦争のエスカレートも引き続き懸念材料となっている。ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待が根強い中、指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.0%安、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)とショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)がそろって3.9%安と下げが目立った。 セクター別では、半導体やクラウド、AI(人工知能)技術関連が安い。SMICのほか、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が4.4%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.1%、万国数拠HD(9698/HK)が7.2%、金山雲HD(3896/HK)が4.7%、北京第四範式智能技術(6682/HK)が2.6%、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が2.4%ずつ下落した。テック株に売りが広がる中、ハンセン科技(テック)指数は1.7%安と他の主要指数をアンダーパフォームしている(構成30銘柄のうち下落26)。 消費セクターもさえない。乳製品の中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.8%安、スポーツ用品の李寧(2331/HK)が2.8%安、酒造の青島ビール(168/HK)が2.7%安、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が2.2%安、家電の海爾智家(6690/HK)が2.0%安、即席麺・飲料の康師傅HD(322/HK)が1.7%安と値を下げた。 半面、石炭・石油セクターはしっかり。中国中煤能源(1898/HK)が3.9%、中国神華能源(1088/HK)が1.9%、エン鉱能源集団(1171/HK)が1.6%、中国海洋石油(883/HK)が1.7%、中国石油天然気(857/HK)が0.9%ずつ上昇した。 一方、本土市場も続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.39%安の3358.73ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。消費関連、不動産、インフラ関連、医薬、証券、運輸なども売られた。半面、石炭・石油は高い。公益、銀行、素材も買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |