世の中には天才がいる。トレードの世界も同様だ。自分が天才なら、チャートを見て感覚的にトレードして巨万の富を築くことも可能だ。しかし、はたして「自分は天才か?」。自分のトレード記録を見ながら、自分にこう問いかけてみた。
買った株の株価が上昇する、そして下げる、損を出すのを恐れて少々の利益を確定する、すると株価は大きく上昇する、「なんだ!自分は大衆心理でトレードしている凡人ではないか!」しかし、ここで諦めてはならない。以下は本書の一節だ。
「平均的なトレーダーにとっては、メカニカル・システムトレーダーを目指すことで成功する確率を最大化することになるであろう」
未来を保証するものは何もない。しかし、「成功の確率を最大化する」というこの言葉は何という良い響きだろう。トゥシャー・シャンデ博士のこの言葉は脳裏に深く刻まれた。
本書をお読みいただければ、シャンデ博士のこの言葉を心の底から信用できるようになるはずだ。そして、メカニカル・システム構築するノウハウの全ても知ることになる。