この本は、投資に直接役立つものではありません。しかし、人生観を揺るがすような価値観の大転換を促されるものです。
同書は、ミリオンセラーとなった『金持ち父さん 貧乏父さん』のパート2ですので、もちろん、パート1の『金持ち父さん 貧乏父さん』も必読書です。
さて、『金持ち父さんのキャッシュフロー・クォドラント』では、各人の所得の源泉をE(Employee:従業員・会社員・公務員)・S(Self-employed, Specialist:自営業者・専門的職業人)・B(Business Owner:会社の所有者)・I(Investor:投資家)に分類し、「EとSはお金持ちにはなれない。BとIしかお金持ちになれない」と言い切っています。
Bは会社の「所有者」であって、会社の社長ではありません。社長でさえもEなのです。
そして、Iには株式投資・不動産投資・事業投資が含まれると解されます。これらは、「お金に働いてもらう」世界であり、「かけ算」の世界なので、莫大な富を生み出しうる、というわけです。
自分のこれまでの生き様を考え直し、自分にファイナンシャル教育をつけさせようという強い誘引を与えてくれるバイブル的な一冊です。
まだお読みでない方は、是非ともお読みいただきたい推奨書です。