取材を通じて投資家の方々には様々な仕掛け方や価値観があると実感しております。要は、儲かればよい、楽しく続けられたらよいのですが、そうでない投資家を見ると、極端なファンダメンタル派、あるいは逆にテクニカル派のように感じる事が多いです。また、せっかく99回相場(投資)に成功しても、1回の失敗(負け)で人生が狂う恐れもあります。そうした事に気をつけて、日々勉強(勉めて強くなる)することを怠ってはいけないと思います。
本書のポイントは、予測の期間が短い場合はテクニカル分析が注目され、期間が長くなるとファンダメンタルにシフトされることと、どちらが優れているというものではなく、そうした考えの投資家で市場が構成され、市場は動いているので、双方理解することが大切としています。
「はじめての……」とタイトルですが、相場歴の長い方も、根っからのテクニカル派の方も、ファンダメンタル派の方にも、何度でも読み返す価値のある本であると思います。
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