【増田丞美先生からのメッセージ】
今回のセミナーはLEAPS(リープス)に特化した内容です。
また従来とは全く異なるアプローチを紹介します。
LEAPSとは米国長期株式オプションのことです。
この株式オプションにはETFや現物指数オプションが含まれます。
LEAPSの最も優れた特徴は、
ごく普通の個人がトレード技術に頼ることなく利益を得やすい構造を提供しているからです。
そんなに易しいなら誰でもやっているだろうと思われるでしょう。
しかしその誰でもできるような易しいことをしない理由は二つ考えられます。
一つ目の理由としては、
一般的な "トレード"や"投資"の経験が大きな阻害要因になっていると考えられます。
以下に述べるようなことと関係があります。
マーケットの参加者(実践家)は等しく利益を求めてマーケットに参加しています。
では、その意味を定義することなくあるいは深く考えることなく
普段から使っている言葉"利益"とは何でしょうか?
多くの人が意味する"利益"とは以下のことだと思われます。
「マーケットの変動リスク(株価やボラティリティの変動)から“トレーディング”によってサヤを稼ぐこと・・・
オプションを高く売って安く買い戻す、あるいはその反対にオプションを安く買って高く売却する、
さらには、売りと買いのスプレッドによってプレミアムのサヤを稼ぐ。」
以上から"利益"とは「差額概念」であることがわかります。
「買い」を先にするか「売り」を先にするか、あるいは、「売り」と「買い」を同時に行うかは別にして
その差がプラスなら利益だということです。
しかし・・・。
"利益"は単独で存在する数字でなく、また、それは計算結果であって手にとって確かめることができません。
その事実をもって、「会計は謎だ」と主張する会計学の専門家もいます。
利益が以上のような「差額概念」であるなら、
相場の世界において"利益"をあげることは一般の会社経営のように、
「売上」と「費用」の差のように簡単ではないようにみえます。
そして、それが一般の人たちにとって、
"相場"を"事業"として成立させるのを著しく困難にしているように思われます。
第二の理由は以下のことです。
LEAPSに関する戦略や手法はとてもシンプルです。
ところが、私がこれまで見てきた限り、
そのようなシンプルなポジションを長く続けられる投資家は意外なほど少ないようです。
その理由をずっと考え続けてきたのですが、
ロバート・キヨサキ氏の言葉の中に、それと関連付けて興味深いことをみつけました。
以下はキヨサキ氏が語っていることをまとめたものですが、
それらはLEAPS戦略についてもあてはまるのではないかと思います。
- シンプルなことは退屈である。
人間はすぐに物事にあきて退屈してしまう。人は、投資において、興奮や面白さを求める傾向にある。
- シンプルすぎて魅力的にみえない。シンプルすぎてそれで利益があげられると信じられない。
- 人は複雑なものごとを好む傾向にある。
人は複雑のほうが利益をあげられると信じる傾向にある。
私自身はLEAPSの戦略を退屈だと思ったことはありません。
その奥深さを知れば知るほどエキサイティングだと感じます。
これを知るには、一般の"相場"とは全く異なるアプローチを取る必要があります。
「誰でもうまくいく。」というのは決して誇張ではないのです。
家族と海外に住んでいた若かりし時代から今日まで私のポケットに多くのキャッシュをもたらし
私と私の家族の生活を支えてきたのがLEAPSです。
LEAPSは元々そのような構造を提供しているのです。
それを活かしてモノにするには、"相場"とは異なる視点と深い理解が必要です。
私自身の経験から言えば、LEAPSは最もシンプルで最もパワフルな戦略です。
「シンプルなものほど奥が深い。」と言われますが、それはLEAPSについても言えます。
LEAPS戦略の本質を知れば知るほどその奥深さに驚かされます。
本セミナーでは以上について踏み込んでお話しします。
【プログラム】
- オプションとはなにか
- LEAPSとはなにか
- アメリカ株式マーケットと株式オプションマーケットの構造
- なぜLEAPSか
- LEAPSで成功するための基礎
- 成功をもたらす構造的優位性
- マネーのはなし
“資金の流れ”と“コントロール”
- 会計学の基礎:「資産」と「負債」
「資産」とはなにか/「負債」とはなにか
「資産」と「負債」の“コントロール”
- 米国マーケット情報・データの取り方
- ベーシック・ストラテジー
“だれでもできる”LEAPSの基本戦略
【増田丞美】
日本におけるオプション取引の第一人者。
現在国内外で会社経営の傍ら、個人投資家のオプション実践・指導を目的とした
「
オプション倶楽部」を主宰している。投資銀行、CTA等を経て、WBP,LLC代表・業務執行役社長。米コロンビア大卒。オプションの一般投資家への啓蒙活動など幅広く活躍している。自身のオプショントレードの経験は、1980年代後半のロンドン在住時代から長く、多くの実績を残している。
著著に、『最新版オプション売買入門』や、『最新版オプション売買の実践』、
『DVD 株式投資の利回りを高める投資のすすめ』など多数。
【世界で最も魅力的なマーケット】
日本ではオプションが売買できる市場は、実質、日経225しかありません。
またLEAPSができる環境は整っていませんので、
米国市場を対象とします。
米国市場は約3,000以上の銘柄でオプションができます。
世界を代表とする優良企業であるマイクロソフト、アマゾン、グーグルから
株価指数であるS&P500、ナスダック、ジャパンインデックス、セクター別ETF、トヨタなどのADRなど、
ほとんどの主要銘柄を取引できます。
【LEAPS戦略の特徴】
- 長期的に安定収益を形成できる
- 現物株に比べて比較的に少ない資本でできる
- 株価が上がっても下がっても長期的な視点で売買ができる
- 塩漬け株を利用した売買ができる
- 配当金を狙った売買ができる
- リスクを軽減したポジションを組める
- サラリーマンなど時間や手間に追われない投資ができる
- メンタル的に負担が少ない
- 高い利回りが期待できる