講師コメント

現在、あなたの証券口座の金額は幾らでしょうか？
もし、数10万円であれば、まずは100万円台を目指しましょう。
100万円台であれば、200、300、500、800、…と、1,000万円台に乗ることを目指し、
そして、1,000万円台に乗ったら、2,000、3,000、5,000、8,000、…と、億単位に乗ることを目指します。

では、どうすれば目指せるのか？

株式投資においては、
短期間でお金を増やそうと「仕手株にフルレバ全力投資！」など考えずに、
1歩ずつステップを踏みながら進んでいくことが王道だと思っています。

今回のセミナーでは、
私自身が行ってきた手法をベースに、その道筋をお伝えしたいと思います。
何かを成し遂げようとするには、何事もその道の基礎を固め、少しずつ経験を積むことです。
多少時間が掛かってもそれが一番の近道なのですから。

具体的な内容としては、
「上がる株を見つける方法」と「上がる株を上手く売買する方法」についての話になります。

一口に「上がる株」といっても、いろいろなタイプがあります。
思惑で上がる、業績で上がる、成長性で上がる、割安性で上がる、テーマ性で上がる、好地合いだから上がる、など様々です。
それぞれの上昇にはそれぞれ異なるパターンがあります。

例えば、「思惑で上がる」と「業績で上がる」は、
同じ上がるでも、そのパターンは随分と違います。
まず、そういった性質を知りながら、銘柄を見つけて行かなければなりません。

それらをあらかじめ知っておけば、
「自分が買う株がこれからどうなるのか？」、「どのような動きをするのか？」を予測しながら売買することができます。

それによって、
「どのタイミングで買えば良いのか」、「どうなったら損切れば良いのか」、「どこで利確すれば良いのか」
といった売買を成功させるポイントも決まります。

つまり上手く売買する方法が見えてくるのです。
ただ漠然と「上がりそうだ……」と思って買うだけでは、投資の成功は運任せになります。

大切なのは、自分がいまから買おうとしている株には、
「どんな上昇を期待しているのか？」「どのような動きをするのか？」ということを、ちゃんと理解しておくことです。

以上を踏まえた上で、このセミナーでは、
次の3つの観点で「上がる株」の発掘と売買法のコツをまとめました。

書籍『四半期成長率とチャート分析』

PER、PBR、ROEよりも四半期成長率？

本書では有効ファクターとして四半期成長率をベースに、出来高や年成長率などを考慮して有望銘柄を探します。
しかしいくら有望銘柄だといっても、売買のタイミングを見誤れば結果は出ません。

そのタイミングを計るのがチャート分析です。
過去からのチャートを波動としてとらえ、価格変動と30・60・90日という時間的サイクルで分析、仕掛け・利確と損切りのシナリオを事前に設定、段階的に実行していきます。
その際、投資資金からポジションの大きさを決め、オーバーポジションからくる資金を減らす要因を排除していきます。

■売買のスタンス

• 保有は数週間から数カ月単位 ⇒ 長期投資ではない
• 場中に張り付かない ⇒ 日足ベースで相場チェック
• 衝動的な売買はしない ⇒ 勝ち負けは全て戦略的に

結喜たろう（ゆうき・たろう）

本名は、外尾幸洋（ほかお・ゆきひろ）
（株）山幸投資事業部代表 一級建築士。東京都立大学大学院工学研究科修了。
モノづくりに興味を覚え大学では建築学を専攻。建築設計事務所勤務を経て独立。不況で廃業寸前まで追い込まれるが、趣味で続けていた投資が、経営の立て直しに功を奏す。現在、空間建築デザイン業務と並行し、個別株を中心にさまざまな資産運用の実践に務めている。
著書に『四半期成長率とチャート分析』『FXで究極の海外投資』（パンローリング）』などがある。
・ブログ：たろう上昇株の発掘と売買 ・X：@tarouyuuki0322

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