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桂文我 上方落語全集 第一巻
桂文我
パンローリング
四六判 288頁 2020年1月発売
本体 2,500円 税込 2,750円
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11月25日に
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上演ネタ・七百席以上!
桂文我が満を持して世に放つ
上方落語の集大成、いよいよ刊行開始!
第一巻では――
『子ほめ』『寝床』『船弁慶』など、上方落語の逸品、
珍品を織り交ぜた珠玉の高座、十五席を再現 〈解説付き〉。
「芸能博士」と呼ばれた桂米朝師(人間国宝)の系譜を継がんとする著者は、大師匠と同様に落語に関係する史料・文献を収集しまくる稀代のコレクターでもあります。現代では忘れられた噺を古文献から掘りおこし復元することにも取り組んでおり、噺家生活四十年で上演した噺は七百以上を数えます。
この全集では、そうした噺のなかから厳選したネタをテキストに起こし、本人解説付きで紹介しています。著者が収集した貴重な演芸資料も、できるかぎり写真で紹介しています。また、大師匠方との思い出話などを綴るコラムも読み応えたっぷりです。
第一巻に収録されているのは、
網船
小倉船
小間物屋小四郎
田舎芝居
猫芝居
子ほめ
素麺喰い
魔風
寝床
外科本道
米揚げ笊
不動坊
尿瓶の花括け
辻八卦
船弁慶
の十五席。なかでも、三代目桂春團治師の十八番で、上方落語の定番『子ほめ』。著者の師・桂枝雀の強烈な高座が今でも鮮明に記憶に甦ってくるような『寝床』。上方落語の夏の傑作と言われる『船弁慶』といったあたりが、本巻のクライマックスといえるでしょう。もちろん、著者が文献から掘り起こした『猫芝居』など小品にも、何ともいえない味わい深さがあります。
民俗学者の神崎宣武氏は、本全集の刊行によって、噺家による「落語学」が成立するという「空前絶後のうれしい成果」に、大きな期待を寄せています。その「空前絶後」を一緒に楽しんでみませんか?
(桂文我 上方落語全集シリーズ)
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