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桂文我 上方落語全集 第二巻
桂文我
パンローリング
四六判 312頁 2021年1月発売
本体 2,500円 税込 2,750円
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上演ネタ・七百席以上!
桂文我が満を持して世に放つ
上方落語の集大成、第二巻刊行!
第二巻では――
「包丁間男」「青菜」「佐々木裁き」など、
上方落語の逸品、珍品を織り交ぜた
珠玉の高座、十五席を再現している〈解説付き〉
“芸能博士”と呼ばれた桂米朝師(人間国宝)の系譜を継がんとする著者は、大師匠と同様に落語に関係する史料・文献を収集しまくる稀代のコレクターでもあります。現代では忘れられた噺を古文献から掘りおこし復元することにも取り組んでおり、噺家生活四十年で上演した噺は七百以上を数えます。
この全集では、そうした噺のなかから厳選したネタをテキストに起こし、本人解説付きで紹介しています。著者が収集した貴重な演芸資料も、できるかぎり写真で紹介しています。また、大師匠方との思い出話などを綴るコラムも読み応えたっぷりです。
第二巻に収録されているのは、
強欲五右衛門
蛸芝居
京の茶漬
能狂言
紺田屋
佐々木裁き
雑穀八
四四十六
青菜
秋刀魚芝居
住吉駕籠
短気息子
馬子茶屋
包丁間男
厄払い の十五席。
知っているネタもあれば、はじめて目にするネタもあるでしょう。どんなネタでも、著者自身による解説が付いていて読者の理解を助けてくれるのが、本書の大きな魅力の一つです。
著者の大ファンである小説家の江上剛氏は、「解説なんか不要ではないかと考える人がいるかもしれないが、それは大いなる間違い。この解説が、まるで文我さんが噺の枕を語っているようで面白い」と言います。また、「落語全集などと重々しく、ちょっと気取った感じもするが、全くそんなことはない」とも…。
「読んで楽しむ」落語の世界を、ぜひご堪能ください。
第三巻 所収予定
3-1 二人癖
3-2 始末の極意
3-3 道具屋
3-4 絵手紙
3-5 苫ケ島
3-6 胴乱の幸助
3-7 べんちゃら屋
3-8 豊竹屋
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3-9 景清
3-10 花筏
3-11 しじみ売り
3-12 まんじゅうこわい
3-13 癪の合薬
3-14 吹替息子
3-15 打飼盗人
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著者紹介
四代目 桂 文我(かつら ぶんが)
昭和35年8月15日生まれ、三重県松阪市出身。昭和54年3月、二代目桂枝雀に入門し、桂雀司を名乗る。平成7年2月、四代目桂文我を襲名。全国各地で、桂文我独演会・桂文我の会や、親子で落語を楽しむ「おやこ寄席」も開催。平成25年4月より、相愛大学客員教授に就任し、「上方落語論」を講義。国立演芸場花形演芸大賞、大阪市咲くやこの花賞、NHK新人演芸大賞優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞など、多数の受賞歴あり。
主な著書:
『桂文我 上方落語全集 第一巻』(パンローリング)
『復活珍品上方落語選集』(全3巻・燃焼社)
『らくごCD絵本 おやこ寄席』(小学館)
『落語まんが じごくごくらく伊勢まいり』(童心社)
『ようこそ! おやこ寄席へ』(岩崎書店)など。
主なオーディオブック(CD):
『桂文我 上方落語全集 第一巻【1】』
『桂文我 上方落語全集 第一巻【2】』
『上方落語 桂文我 ベスト ライブシリーズ1』
『上方落語 桂文我 ベスト ライブシリーズ2』
『おやこ寄席ライブ 1〜10』(いずれもパンローリング)など。
他に、CDブック、DVDも多数刊行。
(桂文我 上方落語全集シリーズ)
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